雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

犬の糞 行政の対応雑感

2012-01-25 05:45:00 | 日常生活・園芸、バラ、メダカ、金魚

★公園を散歩してきた。

多分、日本国中同じような情景ではないかと思うが、あちこちに建てられた看板。

 

グランドの横に、こんな注意書きが。

日本人の大人は、こんな判断が出来ないのか?  幼稚園児のような大人が一般的なのか? それとも、ボールが当たって車が傷んだら、役所に文句を言いに行くのか?

行政は、看板立てて注意しましたよ、という責任逃れか?

この看板幾ら掛っているのだろう?

 

 

一つや、二つではない。いたるところに立っている。

これは、ちょっと古いのかな?

『違反者は罰金に処せられる事があります』  

自転車の交通違反もみんな処せられる『ことがあります』

アメリカのように、『違反したら厳重処罰』になぜならないのだろうか。

決めても守らない日本、決めたら守るアメリカ、この違いは歴然である。

 

もっと以前に、

社会の中で生きる常識が日本人には欠けている、というより子どもの時からそんな教育をしない。

社会の中でのことなのに『子どもだから』  『酒を飲んだ上のことだから』と理屈をつけて許してしまう、日本人の発想は、世界では通用しない。

全てのことに『まあ、まあ』で済ませてしまう。

 

アメリカの小学生は、一人では街を歩けないし、通学もできないし、公園でも遊べない。親の付き添いはMUSTなのである。

決めたら徹底的に規則順守なのである。

 

★ 物事には『真に達成したい目標』というのがあるはずである。

然し、日本の場合『目標を達成するような振りをする対策』で終わってしまっているのが、行政でも企業でも殆どなのである。

行政の場合など、例えばある産業振興のために最初は考えられた催しなど、そのうちに前例踏襲、予算だけは増え続けるが、最初に立てた目標など何処かに行ってしまっている。

私の住んでいる町の有名な『三木金物まつり』などは、最初は金物産業振興だったはずだろうが、

今は、業界の残品処分や、地元野菜の安売りや、『人集めのお祭り』になってしまって、そのために使う予算は何百万の単位だが、前年の実績が常に踏襲されている。

『仕組み造り』などと言っても、組織を造り、役職を振り当て、予算をつけたら、それで終わり、本来の目標の達成など、とてもできない。

日本の行政の造る『仕組み』は『イカサマのまやかし仕組み』なのである。

 

大阪の教育委員会のシステムについて、橋下さんが怒っているが、まともに考えたら、教育委員会の言い分に説得力はない。

形を整えているだけなのである。

 

 

★公園の犬の糞の問題、

公園に犬の糞が散乱しないように、気持ちのいい公園になれば、目標は達成である。

看板を立てたら、そうなるのなら、対策はそれでいい。

これでもかというほど看板を立てるのは、実績がそうならないからである。

 

一度、何処かで紹介したが、アメリカでの犬の糞対策、これはなかなかのものである、

Danthree in California という娘のブログから。

 

アメリカの犬も、日本の犬もこれは同じ、どちらも可愛いい。

 

 看板も立てられているし、注意書きも書かれている。  これも同じである。

 

・・・・MUST BE REMOVED とその処理はするように指示しているが、

ちゃんとやってくれるのを見越して、 THANK YOU !

とお礼を言っている。

やらないと処罰などという発想はない。

間違いなくこの対策で『目指す目標は達成される』と自信満々なのである。

 

 それがちゃんと出来るように、その対策がなされている。

糞を取る袋はあちこちに、用意してある。

 

家まで持って帰らなくても、捨てる場所がいっぱい用意してある。

  

この看板と一緒に至るところにこのDogge Bagが設置されています。
この袋は香り付き・・・と至れり尽くせり。

ここまでされたら拾って捨てて帰らないわけにはいきません。
みんな、エチケットを守ってくれて「Thank you!」って感じです。 

 

どうすれば、ホントの目的が達成されるのか?  

それに向かっての対策になっている。

こういう対策を『仕組み』というのだということを、日本のお役人も解って欲しいものである。

 

そんな、予算がナイという声が直ぐ聞こえてきそうだが、予算がナイのではなくて、それを考える知恵と姿勢がナイのである。

幾ら、看板立てて予算を使っても、『目指す目標が実現しない』のは、税金の無駄遣いというのである。

私が、『仕組み、仕組み』と、しつこくいうのは、

『その通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が自然に実現するもの』が仕組みだと思っているからである。

 

この犬の糞、アメリカと日本の発想の仕方が、特徴的でオモシロい。

 

 

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コメント (2)
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