おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

9月の花

2008年09月28日 | 雑草
9月の花たち

9月は暑くもあり、近場では被写体も撮りたいと思うほどのものがなくて、ほんの少ししか
撮影していません。
10月か11月になればまた植物園にでも行ってみようかと思います。

「ミズヒキ」
花の上側は紅色だが下側は色が薄いので紅白の水引に例えられたようです。 
花の色には変化があり、すっかり白色になったものは「ギンミズヒキ」、
紅白両様の花が咲くのは「御所ミズヒキ」。これらとは別に、茎は中空、
葉に斑紋も毛もない「シンミズヒキ」があるとのことです。園芸品種も作られて
いると思います。

     かひなしや水引草の花ざかり  正岡子規
 「曼珠沙華」

「ヒガンバナ」の方が通りが良い花名と思います。この花には15程度の呼称があったと思います。
「御赦免花」という呼び方が私の記憶に残っています。
梵語で天上に咲く赤い花という意味のようです。葉のあるときには花はなく、花のあるときには
葉はないというのが、この花の特徴です。

     赤も亦悲しみの色曼珠沙華  中村芳子
「ヤブラン」

ヤブランは俳句で詠まれていないようです。花の性質は強くて、文字通り藪にも咲きます。
花が終わればすぐに緑色の実をつけます。実は緑色から黒色に変わり、黒真珠のような
光沢があります。園芸種も作られています。 (一部、朝日新聞社刊の草木花歳時記を参考)