「苧環」
花の語源は植物の麻やカラムシの繊維から作られた糸(苧=お)を巻くための
糸巻き「苧環(おだまき)」に似ているからとも言われます。
だから「糸繰草」の別名もあります。
「しづやしづ しづのをだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな」
上の歌は源義経の愛妾の静御前が鎌倉の頼朝の前で舞いを見せた時の歌だと
言われます。産み月も近かった静も白拍子の舞を舞うのも大変だったでしょう。
結局、産んだ男児は由比が浜で殺されてしまいます。
歌はこれより以前に、伊勢物語32番に下の歌があります。
「いにしへのしづのおだまき繰りかえし 昔を今になすよしもがな」
もうひとつ、古今集の888番に以下の歌が詠み人知らずで撰入しています。
「いにしへのしづのおだまき いやしきもよきも盛りはありしものなり」
さらに言うなら桓武天皇が苧環の歌を詠んだとかいうことを何かで読んだ
記憶があります。
画像のオダマキはすべて園芸種のセイヨウオダマキなのでしょう。
一番最後の黒色のは正面から撮影しても黒い塊にしか映りこまないため、
側面からのを出しました。
花の語源は植物の麻やカラムシの繊維から作られた糸(苧=お)を巻くための
糸巻き「苧環(おだまき)」に似ているからとも言われます。
だから「糸繰草」の別名もあります。
「しづやしづ しづのをだまき 繰り返し 昔を今に なすよしもがな」
上の歌は源義経の愛妾の静御前が鎌倉の頼朝の前で舞いを見せた時の歌だと
言われます。産み月も近かった静も白拍子の舞を舞うのも大変だったでしょう。
結局、産んだ男児は由比が浜で殺されてしまいます。
歌はこれより以前に、伊勢物語32番に下の歌があります。
「いにしへのしづのおだまき繰りかえし 昔を今になすよしもがな」
もうひとつ、古今集の888番に以下の歌が詠み人知らずで撰入しています。
「いにしへのしづのおだまき いやしきもよきも盛りはありしものなり」
さらに言うなら桓武天皇が苧環の歌を詠んだとかいうことを何かで読んだ
記憶があります。
画像のオダマキはすべて園芸種のセイヨウオダマキなのでしょう。
一番最後の黒色のは正面から撮影しても黒い塊にしか映りこまないため、
側面からのを出しました。