大阪慕情
2015/12/08日、加入させてもらっている写真同好会の撮影会で
大阪梅田のスカイビルに行く。
最近は大阪にまで出かけることは、ほとんどない。
久しぶりに行った梅田界隈は随分と変容したと思う。
大阪には雑然とした泥臭さが似合うと思うが、梅田あたりは高いビルが
林立していて、人も多く活気があり洗練された大都会のように感じた。
長年、京都に住んでいて京都の街並みに馴れている者にとっては、
なんだか「おのぼりさん」という思いもし、ふっと田舎者という
フレーズも頭をかすめる。
16時前には撮影場所の大阪スカイビルの41階に上がり「空中庭園」で
撮影に興じる。
しばらくすると、この日の落日。太陽は大阪湾に沈む。
きれいな夕日ではあるが、惜しむらくは黒く分厚い雲が横に長く
たなびいている。仕方がない。
しかし石川県の安宅の場合の方がはるかに巨大な雲の塊であった。
でも日輪はいつ見ても神々しい。
日没後、真の闇が迫る前に同じ場所から大阪の街並みを撮影。
写真奥の山並みは生駒山などだろう。
闇が迫って来たので「空中庭園」を辞す。
最近に限らず言葉を失念することが多いのだが、「夜の帳がおりる」という言葉などを思い出す。
エレベーターとエスカレーターを使い地上に降り立つと、そこは人工的な光の洪水。
散文的な光景でありながら、詩が随所に入り口を見せているようでもある。
以下は地上の光景。
最後はグランフロント大阪南館ビルを空に浮かべた画像です。
私の日常は夜は出歩かなくなって久しい。よって夜景撮影にも慣れてはいない。
こういう機会を与えていただいたことがうれしい。感謝です。
もっと撮影全般について経験をつみたいものだと思う。