鬼を飼う
どうにも退屈な歌しかできません。説明に終始していて、
これではダメですね。
なんとかうまく詠めるようになりたいものです。
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鬼を飼う
見はるかす比良の山並み雪抱くせわしく奔りひととせが行く
いつよりか深みに宿る鬼を飼い同行二人道行き永し
人の持つ知恵かはたまた我として産まれし時に彼もありしか
隙あらばまなこの前に浮き上がる鬼の手の上踊りを踊る
気が付けば互いを喰らいながらえて争い続く一筋の道
やじろべえ右往左往の道行きの危うさ覗く日々のあけくれ
飼い馴らせ飼い馴らせ折り合いつけよ過ぎ来た道は凡庸なれど
独り居の師走は寒し酒盛りの酒は丹波の「鬼ころし」呑む
思いあり眠れぬ夜のつれづれに涙流して優しい鬼に
笑うまい鬼の言葉に誘われて桜や紅葉またも見たしと
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