背景の黒い画像
私はこれまで意図的に画像の背景を黒くしょうとして撮影したことはないようです。
すべて偶然の産物だと言えるでしょう。
この5.6年に撮影したものを改めて見てみると、結構多くの背景が黒い画像を撮って
きたものだと思います。
なぜ、こんな画像が撮れるのだろう・・・と考えてみました。
重要なことはピントを確実に撮りたいものだけに合わせるということです。
ピントを小さな被写体一点に合わすということは、広角側では無理です。
そのこともあり絞りは開放気味に撮影したほうが良いだろうと思えます。
F値の数字をできるだけ低くするということです。
ところが調べてみたらムギワラギクは10、イヌノフグリは8あります。
ということはF値はそれほど決定的な条件ではないようです。
次は被写体と背景ができるだけ離れていること。
要するに光が被写体だけに当たっていて、背景には光が届いていなければ
背景の黒い画像となりますので、そういう構図で撮影すれば良いわけです。
つまりは被写体と背景が離れており、明暗差がある場所を選ぶということです。
斜光、あるいは逆光での撮影が良いはずです。
内臓フラッシュを炊いても良いとは思いますが、その時に背景にまで光が届くと
逆効果ですから難しいだろうとは思います。しかし被写体だけにフラッシュ光が
あたる方法を試してみるのも良いと思います。
もちろん露出やホワイトバランスも影響しないはずはなく、私も次に
意図的に撮影してみたいと思います。
ここに出したマクロ画像はほぼシーンモードのマクロ設定で撮っています。
Aモードが少しはありますが、PモードやMモードでも試してみます。
シーンモードではISOの設定まではできませんが、Aモードなどを使ったとしても
ISOは当然に最低の設定にします。
まとめてみると、
1 被写体と背景が離れていること。
2 被写体と背景の明暗差があること。
3 広角側で撮影しないで望遠側で、できるだけ被写体を大きくして撮影。
4 順光ではなくて逆光、斜光で撮ること。被写体だけに光が当たっていると良い。
5 露出設定を考えること。アンダー気味が良い。
まあ、そん所でしょうか。
いずれ、私自身が意図的に撮影してみて、その結果をここに出すことにします。
これまでに撮影したものは下に置いています。
黒背景画像
F値 センノウ6.3。コスモス7.1。ハイビスカス3.2。フウセンカズラ3.2。
イヌノフグリ8。アサザ4。サンシュユ4。ムキワラギク10。
モミジ5.6。ハス2.8。ハス10。ゲンゲ4.9。
イモカタバミ4。ハナミズキ5。
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すごいですね。
研究熱心に頭が下がります。
4番目の方法、意図的にしたことはありませんが黒くなった時に考えるとそのようなときが多いです。
露出を下げると暗くなり必然的に背景も暗くなりますが下手をすると肝心のものまで不鮮明になってしまいます。私にはまだまだ難しいです。
F値は触ったことがありません。
試しています。
とても意義のあるご説明をありがとうございます。
これだけ暗くなるのですね。すごいです。
特に花はこのように写せると浮き出たように見えてきれいですね。
勉強あるのみだと実感しました。
カズさんの撮られた花々の鮮明できれいなこと!と感動しました。
長年カメラはいじってきたというのに、あまりにもカメラのことを知らないので、少し勉強してみようかと思ってね・・・。
>露出を下げると暗くなり必然的に背景も暗くなりますが下手をすると肝心のものまで不鮮明になってしまいます
うんうん。その通りです。私も多少言葉足らずでした。アンダーにするということは当然に画面全体の色調が暗くなりますので、被写体が明るすぎるような場合でも背景が近すぎたりして黒くならない場合は一段階か二段階、様子を見ながら下げてみるということです。でもカメラの液晶菅面では様子を見るといってもなかなか困難なことですよね。
カメラの設定で背景だけを黒くするのはほぼできないので、黒くなるような条件を満たす場所に行き会えるかどうか・・・
そんなところではないかと思いますね。
私もカメラ任せみたいなところがありますし、テクニックをもう少しね。そのためには勉強と経験ですよね。
カメラは意外と難しいです。きれいな状態の花を選ばないといけないし、それに少しの風があってもブレますからね。
まあまた来年も見てください。
鮮やかな映像のドラマを切り取るカズさんの写法の視点と観点を学び撮影に活かしたいと思います。言葉のドラマよりも映像のドラマは真に迫るものがあり鑑賞する視線と情感を燃え上がらせてくれますね。
明け暮れに流れ行く光と花に魅かれてカメラを持つ手が逸ります。