湘南紀行 その5
1月6日(火)曇り→雨
鎌倉駅→江ノ電藤沢駅→JR藤沢駅→大磯駅→鴫立庵→大磯駅→名古屋駅
午前中に鎌倉の海岸部を見てから江ノ電で藤沢駅、JRに乗り換えて
大磯駅に向かう。スマホの地図があるので鴫立庵には人に聞かなくても
行くことができる。鴫立庵はまだ松並木の見える東海道の側にある。
東海道名所図会では「鴫立庵=でんりゅうあん」としているが、鴫立庵の
方では、そういう読み方を拒否して「しぎたつあん」とのみ読むとのこと。
心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ澤の秋の夕ぐれ
(岩波文庫山家集67P秋歌・新潮470番・西行上人集・
山家心中集・御裳濯河歌合・新古今集・御裳濯集・西行物語)
鴫立つ沢歌に関しての私のマガジン。
「鴫」の項を参照願います。
http://archive.mag2.com/0000165185/20110210150000000.html
敷地はそれほど広くはないのですが、雨が降っていなければ
気持の落ち着く所だと思います。
でも家が建てこんでいて、歌の風情は望むべくもありません。
円位堂の中には伝文覚という富士見西行像があるらしいのですが
(わざわざ見ていない)名所図会では「真なるものとは見えず」と
軽く流しています。
何枚か写真は撮ったのですが、なぜかボケ画像ばかりです。
雨が降っていたとはいえ、情けないです。
近くに「砥上が原」もあるのですが、行きませんでした。
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えは惑ふ葛の繁みに妻籠めて砥上原に雄鹿鳴くなり
(西行上人集追而加書・西行物語正保本)
○ 砥上原(とがみがはら)
藤沢市の江ノ島に向かって流れる片瀬川(堺川)の西方の野原を
指す地名です。藤沢市鵠沼(くげぬま)辺りの古い名称です。
藤沢市の西の茅ヶ崎市あたりまで含めていたもののようです。
歌の砥上原の歌碑が茅ヶ崎市に二ヶ所あるそうです。
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写真01 「鴫立澤」の石碑
写真02 崇雪が設置したという五智如来
写真03 二十一世庵主「時彦」の句碑
写真04 俳諧道場
写真05 円位堂
写真06 石碑
写真07 藤沢市の案内板
行った地名などで昔がよみがえりだぶらせながら
何度も読ませていただいています
これからも毎日読ませていただきます。
お疲れ様でした。有難うございました。
お疲れ様でした。