CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

麻丘めぐみ、セカンド・アルバム

2023年09月01日 | JAPANESE

今はオジンの身であるオイラだが、こんなオイラにも他の人と同じ様に甘酸っぱい青春時代はあった。

ロックばっかり聴いていたわけではなく、流行りの歌謡曲やフォークソングなんかを時折を口ずさんだりしていたっけ。

1972年6月和物では演歌専門だったレーベル、ビクターからポップス歌謡第一号として麻丘めぐみがアルバム・デビュー。シングル、”芽ばえ”を引っ提げて一躍売れっ子アイドル歌手となる。

その6ヶ月後に第2弾のアルバム、”さわやか”が発売されてオリコン10位、シングルはアルバムから2曲カット。”悲しみよこんにちは”が6位、”女の子なんだもん”が7位とその人気を決定づける。

その後も継続的にアルバムやシングルを出し続けるが、彼女のピークはやっぱり1972年のデビューから1974年末の2年間に集約される。

アルバムには歌謡曲風の曲も収録されているが、やっぱり筒美京平作曲の軽やかなポップス系の曲が彼女にはフィットする。

久しぶりに聴くと恥ずかしながら楽しかったあの頃を思い出す。


平山三紀

2023年08月29日 | JAPANESE

1970年、ビューティフル・ヨコハマでデビュー。

真夏の出来事、ノアの箱舟やフレンズと立て続けにヒット曲を連発。

歌謡曲っぽいけれどハスキーでチッピリ蓮っ葉な歌いっぷりが当時の女性歌手とは一線を画す。

元々ジャズや洋楽ポップスをクラブで歌っていたらしく一味違うのも納得。

因みに後に彼女のアルバムを近田春夫がプロデュースしたり、久保田麻琴率いるサンディー&サンセッツらとコラボ・アルバムの制作するなどやっぱり歌謡曲のジャンルで一括り出来ないシンガーでしたね。

今回その彼女が日本が誇るヒット・メイカー、筒美京平の曲を全編に渡って歌うCDアルバムを久々に聴いてみる。

あの頃の懐かしさが蘇る。

ところで、真夏の出来事のエンディングでまさかの辿々しい英語での語り、I love you so much darling, but we’re part now! Goodbye!

こうもあっさり別れを切り出されるとなす術なし。

 


レコード・ブームの裏で

2023年07月13日 | JAPANESE

昨今のレコード・ブームにはビックリ!

衰退した産業がまた生き返るのは良いことだけど、かって中古ショップなんかでも数百円で買うことの出来た掘り出し物のレコードも全く見かけなくなり、わざわざ遠くのショップまで出掛けて探すワクワク感は無くなった。

今日某通販サイトを訪れてみると日本のアーティストなんかも復刻版のレコードをガンガンと出していて、来月にはサディスティック・ミカ・バンドの写真本付きの4枚組LPボックス・セットが出るらしい。

買ってみたい気もするけれど、なんとお値段2万円に近い商品だ。せめてバラ売りしてくれればねぇ~

特に1974年に出たサダディスティック・ミカ・バンドの“黒船”はジャケのデザインが好みなのでLPサイズで味わいたかったね。

まあ中古もあるけれど、ジャケの白い雲にシミが結構目立つのが多いのが難点。

無い袖は触れぬと言うことでが、大昔に買った手持ちのCDで我慢、我慢。


久しぶりだね、おトミーさん~🎵、その2

2023年07月06日 | JAPANESE

時は1978年、世界がディスコ・ブームの真っ只中。

我が国でも、そのブームに乗り遅れまいと何か新しいネタはと躍起になっていた。

そこで登場するのがDisco Otomisan。

なぜか我が家にもシングル盤が….

春日のハッチャンの持ち歌を、ディスコのビートに乗せてエボニー・ウェッブなる黒人バンドに日本語で歌わせる無茶振り。

これぞ正真正銘のオー!トミーさん。

これが当時売れたかどうかは定かではない。


もう春です

2023年03月25日 | JAPANESE

本日は雨雲に覆われてあいにくの曇天の週末。例年と比べて3月初旬から気温が上がりあっという間に春模様。

この季節になると思い出すのはイルカが歌うなごり雪。

残念ながら今年はもうこの景色を拝めないね。

この歌って1975年に出て私が大学に入学した年だったので今でも結構印象に残っている。

今思えば、大学の入試は大変だった。

昨今のAO入試とかセンター試験なんてなく、全部一発勝負だったからね。

一応できる範囲はやったつもりだったけれど、全く予想もしない範囲からの出題やケアレス・ミスなんかでまぐれで受かった一校を除いて全滅、さらに周りの友人達は殆どが浪人に。なんだか喜ぶに喜べない雰囲気だった。

更に卒業時は第二次オイル・ショックで景気後退、あわや就職浪人しそうだった。

時がゆけば、未熟なわたしも~♪

大人になると、気づくのだろう~♪

学校は勉強しに行く所だと…

そんなこんなでこの時期になると当時のことを思い出し、

大人になってもカラオケでこの歌よく歌いましたね。


壊れた扉から

2023年03月05日 | JAPANESE

尾崎豊の1985年の3枚目のアルバム、壊れた扉からを聴いてみる。

学園物のテーマも前作で卒業、これからは大人の世界で揉まれることに。

全2作と比べると少々地味目に感じるかも知れないが、彼らしく内容はいいと思う。

(当初は10曲収録する予定だったそうだが、時間的な制約で全9曲でアルバムは発売された)

ただこのアルバムの制作時尾崎豊はまだ10代で、ツアーの合間に作詞・作曲、さらにレコーディングを進め20歳の誕生日を迎えるまでにこの3作目のアルバムを制作するという足枷があったため、結構プレッシャーがかかって精神的に追い詰められていたのではなかっただろうか? この後彼は一旦ブレークし癒しを求めて渡米。

音楽という芸術にコマーシャリズムが絡むと制作者の自由が奪われるのは避けられないのだが、もう少しゆっくり生きていって欲しかったね。

そうすれば壊れた扉を通ることもなかったのに…


7インチ・シングルでも

2023年02月12日 | JAPANESE

1970年と言えば、大阪で万国博覧会が開催され、その年の末注目の国際的音楽祭、第一回東京国際歌謡音楽祭も開催と相なった。

ようやく日本の音楽祭も世界に打って出ることに、そして第一回の栄えあるグランプリ受賞曲はイスラエル出身のデュオ、ヘドバとダビテが歌唱する”ナオミの夢”だった。

まだ生まれる前でこの曲を聴いた事のない人ならば、この曲のイントロがスタートすれば思わずワン、ツゥーとカウントし敏いとうとハッピー・アンド・ブルーのヒット曲“星降る街角”を歌い出すかも知れない様な親しみ易いビートに乗ったメロディーのこの曲は日本でもヒットした。

久々に聴いたら結構新鮮に感じ都合四回連続して皿回す事に...


こんなのも出てました

2023年02月09日 | JAPANESE

1978年にYMOが結成され、その翌年の6月坂本龍一の2枚目のソロ・プロジェクト、サマー・ナーバスが出た。

何故か当時YMOのLPは買わずにコレを買った。

多分、坂本龍一&格闘技セッション・バンドと言うバンド名に惹かれたのだと思う。

当時は、猪木と超有名どころのアリやルスカなどとの異種格闘技戦とかジャイアント馬場率いる団体にも新しいスターが登場し、かなり盛り上がっていてテレビでガンガンとオン・エヤーされていたのを思い出す。

このアルバムでも、当時日本のロック・フュージョン系の一流所のミュージシャンが集いそれぞれが音楽のジャンルで格闘を繰り広げている。

ブッシャーとは渡辺香津美の変名、所属レコード会社の関係でこのアルバムには実名が出せなかったそうな。


サブタレニアンの住人から地上へと

2023年01月29日 | JAPANESE

1984年にでた中島みゆきの11枚目のオリジナル·アルバム、はじめましてでようやくその存在が地下から浮かび上がってきたような…

いつからこのアイデアを温めていたのだろうか?

それ迄の独特なフォーク或いは歌謡曲路線に、力強いロックのアレンジメントが加わった。まさしくディランのアルバム、サブタレニアン·ホームシック·ブルースの様な従来のフォークからフォークとロックが混在したアルバム構成へと。

これによってメリハリが効いて主張がさらにポジティブでストレートに伝わる。

80年代半ば頃からは御乱心の時代と称し、色々と模索し新たな取り組みをアルバム制作に取り入れ数多くの引き出しが増え進化してきた様に思う。

周りの出来事にあまり気にしても仕方がない。

自身が今この時を生きて行くことしか術は無い。

もっとポジティブに自分なりに明日を生きよう〜

ってメッセージですかね。


ノスタルジックな曲

2023年01月20日 | JAPANESE

フォーク・クルセーダーズが解散し、1969年そのメンバーだったはしだ・のりひこが中心になって新グループ、シューベルツを結成。そして同年6月ファースト・アルバム、未完成を出す。

作風はまだまだアマチュアぽく未熟さも残っていて、アルバム・タイトル通り未完成だったですかね。

しかしシングルでも発売されたはしだ・のりひこ節全開の“風”と”さすらい人の子守唄”はノスタルジーを感じさせ今でも心に残る名曲だと思います。

杉田二郎もメンバーだった。


聖なる夜に

2022年12月24日 | JAPANESE

カレンダーを眺めると、今日はクリスマス・イブ。

昔はクリスマスになると、ケーキ買ってきてお祝いしたような。

別にキリスト教徒ではなくとも、正月に連なるフェスティブ・シーズンの1日としてお祝いするのが楽しかった。

今でも懐かしい思い出。

しかしこの歳になるとクリスマスであろうが、正月であろうがそれ程ウキウキした感覚は無くなってしまい、いつしかクリスマスにケーキーを食べることも無くなった。

ケーキはなくとも聖なる夜をレコードでお祝いでも。

 


一味違うサントラ盤

2022年12月16日 | JAPANESE

ゴダイゴと言えばオリジナル・アルバムだけでなく映画、TV番組やCMにも楽曲を提供し人気があった。

その彼らが映画音楽のサントラを担当し1978年に出したのが、キタキツネ物語。当時映画はそこそこヒットしていた様だったが、その映画を見ていないのにも関わらず何故かそのサントラ盤が我が家にもある。

このアルバム、ゴダイゴが作曲と演奏も手掛けていて彼ららしい親しみの持てるサウンドで通常映画を補完するサントラ盤以上の出来。そしてボーカルはタケカワ・ユキヒデ、元ズー・ニー・ブーのリード・シンガーだった町田義人と牧ミユキの3名で分け合っていろいろなイメージを味わうことが... 

特に町田義人がハリのある声で歌った映画の主題曲、赤い狩人が当時TVで映画のスポット広告のバックに流れていたのを何となく覚えている。

因みに牧ミユキが担当したボーカル・パートは1972年ヒット曲、北国行きで有名だった朱里エイコが歌うはずだったそうだが、彼女の契約の関係で別のレーベルで歌うことが出来なかったために代わりの歌手が起用されたそうな。

朱里エイコ、一般的にはアメリカのアメリカのショー・ビズネス界で成功を収め、日本でもシングル・ヒットがあった程度の知識しか無いが、Wikiによると昨日ここで紹介したシカゴがライブ・アルバムを出したカーネギー・ホールのメイン・ステージに1976年日本人女性シンガーとして初めて出演したそうな。(男性歌手では1963年のアイ・ジョージ)。

後年何人もの日本人アーティストがカーネーギー・ホールのステージに立ってはいるが、70年代まだまだ日本人の影響力が少ない中でそのステージに立てたのは、本場アメリカのショー・ビジネス界で鍛えられた本当の実力派のシンガーだったからなのだろう。

そんなことを知ると、このキタキツネ物語のサントラで彼女の歌唱をゴダイゴの演奏をバックに味わってみたかったと今更ながら思う。


チューリップ、1974年離陸の時

2022年10月27日 | JAPANESE

なんとかメジャー・デビューしたもののファーストとセカンドのオリジナル・アルバムの売れ行きが芳しくなかった。

70年代初期頃といえば、まだまだ日本人バンドによるフォーク・ロック系の音楽が一般大衆に浸透していない時代でかなり苦戦したように思えた。

何か決定的なヒット曲を出さねばならない状況に追い込まれたのだが、そのプレッシャーを跳ね返すが如く“心の旅”が起死回生の大ヒットとなり、続くポップで親しみやすいメロディーの“夏色のおもいで”や“銀の指輪”のシングルも立て続けにヒット。

ようやく一般的な人気を得て安泰の身となった。

そして、1974年ここからが彼らのスタートととも言える本領発揮の3枚目のスタジオ・アルバム、Take Off(離陸)が完成。

シングル盤とは方向性の違う、彼ら本来の音楽志向を重視したトータル・アルバム、即ち彼らが崇拝してきたビートルズのオマージュとでも言える作品集で、それらは単なる模倣ではなく彼らのオリジナリティーがしっかりと埋め込まれたものとなった。

バンド・メンバーの写真のコラージュされた大型ポスター(裏面は歌詞が記載)、ホワイト・アルバムのオマージュですかね。


久々にCDを新品で購入

2022年09月30日 | JAPANESE

山下達郎のレコードを買ったのは1978年のGo Ahead!で、そこからデビュー・アルバムのCircus Townまで遡り、新譜は1983年のMelodiesまで追いかけた。

個人的な空白の80年代というかその後は仕事が忙しくなってあまりレコードを聴く時間もなくなり、山下達郎のアルバムも買う事はなくなってしまった。

昨今の80年代の和物シティー・ポップを見直すような局地的ムーブメントがあり、それらの中古レコードがかなり値上がりしたようだ。特に山下達郎のアルバムはコンディションの良いものならプレミア価格がついておいそれと手が出ない事に...

彼の最新作、SoftlyのLPなんてあっという間に売り切れ、手に入れようと思うとそれを見越した転売屋から高額で買うしかないようだ。

てな事で、過去のおさらいと1983年のMelodies以降の代表的な作品が聴けるCD3枚組のベスト・アルバムのOUPSを遅まきながら買ってみた。

オン・タイムで聴いたCD-1の曲は非常に懐かしく感じ、CD-2と3に収められたそれ以降の私にとっては新曲の出来もなかなかよろし~

まあそれよりも、CD鑑賞だとノイズなしだし、レコード洗う手間が省けて楽チン楽チン。

ただ最近CD ・DVDレンタルの大手チェーン、GEOが中古のCD ・DVD買取辞めたみたいで、将来プレミアのつきにくい一般的なCD やDVDはゴミ箱行きになる可能性が高くなるのかと思うと、折角久々に買ったのにちょっと残念な気持ちになるね。