ボーカルのロニー・ジェイムス・ディオがバンドから脱退、遂に三頭政治も崩壊。更にベースとキーボードも脱退し新しい血を入れる事になったレインボー。
新ボーカルにグラハム・ボネット、キーボードにはドン・エイリー、そしてパープル時代の盟友ロジャー・グローバーを迎えて新生レインボーが誕生した。
1979年に新メンバーでレコーディングされた4枚目のアルバムがDown To Earth。従来の路線を継承しつつ、英ロック・バンドにとって鬼門でもあるアメリカでの成功を求めてポップなハード・ロックも取り入れた。アルバムのタイトル、Down To Earth通り堅実な制作方針だったと言える。
(ヨーロッパで発生した虹がアメリカへと向かっている。)
ゾンビーズのロッド・アージェントがゾンビーズ解散後に結成したバンド、アージェントの元ギタリストであるラス・バラードのキャッチーなSince You Been Goneをカバーしシングル・カット、英国ではアルバムもシングルも6位とヒットした。
ただ肝心のアメリカではパンクやディスコの嵐が幾分弱まってきたものの、アルバムもシングルも50から60位台で大成功を収めるにはあと一息だったかな?
英国と同様、日本では多くのリッチー信者のサポートによりオリコン15位と健闘した。
脚のストレッチをしながらストラト弾きまくるリッチー師匠。さすが!