いや~ これほどまでにオイラがオジン過ぎたのを感じた事はない。
昨日、久々に点けた見たテレビでNHKスペシャル、J-Pop 新時代、熱狂は世界を駆けるという番組を観た。最近一番流行りのCreepy Nuts、Number_iと新しい学校のリーダーズなる3組のグループが登場し世界進出を果たしているという内容だった。
Number_iはジャニーズの会社が解散したことから新たに結成されたグループだったのはかろうじて知ってはいたが、それ以外の事は全く知らずにこれら3組の今流行のヒップホップをベースにした曲を初めて聴き、今やすごい事になっているのだと感じたね。
オイラが特に親しみを持っているその昔の日本ミュージック・シーンでは、60年代に洋楽のポップ、R &Bやロックが進出してきてコピーされ更にグループ・サウンズが登場。70年代になるとそれらをベースに日本的なオリジナリティーを更に高めていく事になる。
70年代初めの中心的な存在の一つがはっぴいえんどだったかな。バンドの活動自体は短命だったが、解散後70年代のJ-Popや歌謡界を牽引していく役割をそれぞれが果たしていく事になる。
本日は彼らの1974年に出たコンピ・アルバム、Singlesでも。とは言え当時バンド名義で出したシングルが3枚だけだったので、サイド−1は大瀧詠一の2枚のシングルと細野晴臣のシングル、A面・B面合わせて計6曲。サイドー2に彼らの3枚のシングルA面・B面合わせて計6曲が収録された変則的な内容となっている。
(2001年に再発されたレコード盤)
(巌窟王のエドモン・ダンテスをもじった作詞家、江戸門弾鉄には笑った)
(ヴァン・ダイク・パークスが何気に作曲に参加している)
フォークでもなく、また歌謡曲やグループ・サウンズ系でも無いあちらの影響を受けた不思議な感じで、なるほどこれがニュー・ミュージックなのかと当時じんわりと理解していったものだ。
ところが、21世紀になってJ-Pop 新時代を飾る高速ジャージー・クラブのビートに乗ってBling-Bang-Bang-Bornって歌われるとロートルなオイラにはそのスピードにはもう付いていけないね。
Bling-Bang-Bang-ボケ〜ってなる。
J-Popの未成年から成年に移る葛藤を表現したような独特の雰囲気を感じるのはドラマ、アニメ、映画の主題歌と密接に関係しているからなんでしょうね。
私は就職してからは仕事の関係で多忙となり、80年代になってからはロックやJ-Popとは疎遠になってしまいました。
70年代の細野晴臣からYMOまでは結構聴いてはいたのですが....