CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ギルバートのベスト・アルバム

2020年04月05日 | BRITISH ROCK

その昔こんなのも買っていました。

ギルバート・オザリバンの1981年のベスト・アルバム、20 Of The Very Best。

英国の再発専門のレーベル、Pickwick Internationalがオリジナル・レーベルだったMAMからのライセンスを受けて発売された独自の編集物。

1971年のファースト・アルバムから1974年までにでた計4枚のオリジナル・アルバムや当時シングルのみで発売されたAlone Again(Naturally)なんかも収録し、なんと片面10曲両面合わせて計20曲のてんこ盛り。サイドー1の収録曲の合計を計算してみるとトータルの収録時間がなんと31分ぐらいに。

通常30センチのLPの331/3回転での推奨できる収録時間はだいたい20分程度と言われている。なぜなら、レコードの内側に向かって再生して行くに従って内円歪が生じて、特に高域帯の周波数の音圧はかなり下がってしまうからだと言われている。

長時間の収録曲をマスター用ラッカー盤の限られたスペースにカッティングするには、レーベル付近の内周には比較的大人し目の曲を配置したり、全体的に音圧を落とし溝と溝の間隔を狭めてカットしなんとか収めることになる。

幸いなことに、ギルバート・オザリバンの芸風はミディアム・テンポのゆったりした曲が多く、本人の歌唱も中音レベルなので特に違和感なしにお終いまで聴けるのだと。

2012年に英国のSalvoレーベルからギルバート・オザリバンのオリジナル・アルバムのリマスターCDが各種再発されたので、もうこのLPを手に取ることは無いのかもしれない。

しかし、よくよく思い出して見ればこの手の再発編集物は多分日本では入手出来なかった代物で、ちょうどその頃に海外に住んでいたから買えたってことで記念として持っておこうと思う。


いや〜 友達っていいもんですね。

2020年04月04日 | BRITISH ROCK

今晩は少し暇なのでもう一本アップするでガンス。

ジョー・コッカーの1969年デビュー・アルバム、With A Little Help From My Friends。

ジャケ裏の写真を眺めると、凄いメンツのお友達が参加している。

ジミー・ペイジ、スティービー・ウィンウッド、プロコル・ハルムからはマシュー・フィシャーびB.J.ウイルソン、後にウィングスに参加するヘンリー・マックロー。さらには後にスプーキー・トゥースに参加するマイク・ケリーとジョーのバンドで彼をサポートするクリス・ステイントン。

そしてトニー・ビスコンティがミキシング・エンジニアとして参加、プロディースなど裏方専業と思いきやギターも弾けるみたいで2曲目のBye Bye Blackbirdでジミーと一緒にギターを弾いている。もちろんジミーがソロ・パートを担当する。

バックのメンバーからガッチリと演奏のサポートを受ければ、あとはジョーがソウルフルに歌いまくるだけ。

ディラン、ビートルズやデイブ・メイスンらのカバーが目玉のアルバムだが、編曲の妙と言えばいいのかオリジナルとは違ってジョーの個性がよく引き出されたプロデュースで味があって中々よろし〜

(1975年の再発アメリカ盤でガンス)

てなことでA Little Helpどころじゃ無いとは思うが…

このアルバムの欠点を挙げるとするなら、まあジャケの写真だろうね。

暗いところでジョー・コッカーを知らない人が見れば、思わずギャ〜!ってなるかもね。


これでオイラもオーディオ・マニア! その2

2020年04月04日 | 特になし

ちょっとあんたね〜 オーテクのインシュレーターをスピーカーの底に嚙ましたぐらいで、オーディオ・マニアで御座い〜って気取ってみてもね。

いや〜 おっしゃる通り。確かにラジカセやミニコンポからセパレート・タイプのシステムにグレード・アップする場合、インシュレーターをスピーカーの設置に使うって何も特別ってことでも無いですからね。

そう、オーディオ・マニアって自称するならもう少し何か一工夫欲しいよね。

いや〜 おっしゃる通り。そこで私も三日三晩寝ないで考えやした。

ここに取り出しましたるは、中国4000年の伝統を誇るお家芸のアレですよ。

アレって?

中華鍋、いや違った!中華針圧計です。

洗練されたコンパクトなデザインで軽量化が図られ、お値段なんと破格の千円台!

昨今のレコード・ブームとは言え針圧の調整はアームについているダイヤル・ゲージを回転させて調整している人がほとんど。デジタル針圧計を買ってまで調整する人はまだまだ少ないのではないかと。

それではステージ真ん中まで張り切って登場していただきましょうか。

あれ? これってオーストリアのターン・テーブル専門メーカーのPro-Ject社が出していた針圧計にくりそっ!

まあ、そう硬いことは言わずに。何しろ今や日本だけでなく欧米のメーカーも製造は中国の下請け使ってるしね。そこでの技術流出から中国4000年の伝統を誇るお家芸発動ってデフォーですから。

まあ使えりゃいいんですよ。お手並み拝見。

ダイヤル式針圧ゲージを指定の1.8グラムに設定

針を載せると、1.83グラムの表示!

オォ〜!中々やるじゃん。

と言うよりは今ターン・テーブルについているトーン・アームのダイヤル式針圧ゲージがかなり正確なのにびっくり。

ところで、これ今度いつ使うのかな? カートリッジ新たに買うって当分ありそうにないしね。

現在の針圧確認のために1回だけ使ってすぐさま押し入れにポイしておいて、オーディオ・マニアって自称するのも何だかな〜


ふと空を見上げると

2020年04月03日 | BRITISH ROCK

帰宅途中、ふと空を見上げると夕暮れ時の淡い青空に満開の桜が。

残念ながらいつものようにウキウキした気分にはなれない。

そう言えば、昨年の今頃だったか、レコード・ストア・デイが開催されていた。

切なさ漂う散り桜を鑑賞するのも悪く無いと思い街中の公園に出かけ、その足でストア・デイ開催していたレコード・ショップに初参戦。

到着した時刻が遅かったのか目ぼしいストア・デイ限定のレコードは朝から並んでいたマニアの方々はたまた転売屋さん達に殆どが掻っ攫われていた後だった。

なるほどこう言うことねと気を取り直し、せっかく街の真ん中までやってきたので電車賃の元でも取りかえそうと掴んだレコードがこれ!

デビッド・ボウイのアルバム、Pin Upsのピクチャー盤。

あれから部屋の飾りとして貧乏臭く未開封のままおいてある。

収録曲を今一度見て見ると、SorrowにDon't Bring Me Down、極め付けはWhere Have All Good Times Gone!とちょいとネガティブなタイトルばかりで気が滅入る。

いつになったら心が晴れ、このアルバムを心置き無く爆音で楽しめるのだろうか


絶対ベスト・アルバム!

2020年04月02日 | JAPANESE

1978年五輪真弓さんのベスト・アルバム、さよならだけは言わないで。

新進シンガー・ソング・ライターのオリジナル・アルバムの場合、時に若気の至りで数合わせに無理矢理作った曲も見受けられ、ちと残念なんて事も…

五輪真弓さんの場合は左様なことは全くなく、オリジナル・アルバムに収録された隠れた名曲を楽しむ事も。

さらに彼女のベスト・アルバムとなると、安心して聴けてなおよろしおす。

フランス録音の“海”久々に聴いてとても楽しめました。


絶対ベンソン!

2020年04月01日 | JAZZ・FUSION

2000年GRP/Verveから出たAbsolute Benson。

ちょっとラテンぽいノリがあったりブルージーなのもあるけど、このギターの弾きっぷりはジョージベンソン以外の何ものでも無い。

今回ダニー・ハサウェイ、ジョー・サンプルやスティービー・ワンダーらの曲を取り上げ流れるように軽やかにギターを弾く。

1976年に出たBreezinにハマって以来結構聴きまくったが、一時歌物が全面に押し出された時期があって一時遠ざかっていた時期も。

歌はうまいがやっぱり個人的にはギタリストとしてのベンソンが好きである。

絶対、ギターのベンソン!