香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

黒書院の六兵衛(下)

2013-11-08 23:06:55 | 本のこと
浅田次郎さんの
『黒書院の六兵衛(下)』


 御城明け渡し後も、徳川の世が安泰であるかのように、
 謎の旗本は勤仕をまっとうした、しかも出世までして。
 やがて明暗と噪寂の中、まさかの天下禅譲の儀が……
 なしくずしの御一新でも、人としての義は変わらない。


すっきりと全てがわかって終わらなかったけど
浅田次郎さんの考える
男の、武士のロマン?矜持?の小説のように感じたな
歴史上の人物がたくさん出てくるんだけど
勝海舟、西郷隆盛、桂小五郎、明治天皇
篤姫様、和宮様、徳川家達様、などなど
そうそうたる方々が右往左往する姿と
それぞれの方々の人物設定が、
浅田さんらしく、面白かった
ありえない話だとは思うけれども
こういうことが、本当にあったらよかったな
そういう風に思って読み終わりました

    

今日、札幌は初雪が降りました
朝から、みぞれまじりの雪が雨になったり雪になったり
なんだかすごい天気
まだまだ根雪にはならないよね