香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

傍聞き

2013-11-13 20:25:21 | 本のこと
長岡弘樹さんの
 『傍聞き(カタエギギ)』


 患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。
 娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に
 心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、
 消防士のとった行動が意想外な「899」。元受刑者
 の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想の
 つかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。
 表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞!


初めて読む作家さん
札幌紀伊國屋書店本店文庫コーナーで
ずっとお勧めしていたので気になっていたのです
短編ミステリーのひとつひとつが
とても心に残るもので
人間の暖かいやさしい部分を書いているような
でも、この世の中のどこかで起きていると
感じるリアリティもあるお話でした
この作家さんの他の作品も読んでみたいと思います

明日は少し暖かくなるという天気予報
うちのデンマークカクタス
今年もきれいに花を咲かせてくれました