香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

背表紙は歌う

2013-11-18 21:30:03 | 本のこと
大崎梢さんの
『平台はおまちかね』のミステリ短編集第2弾
『背表紙は歌う』


 作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新
 人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書
 店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の社員
 には辛辣な言葉を投げかけられ、作家が直々に足を運ぶ
 「書店まわり」直前にはトラブルを予感させる出来事が
 ・・。井辻くんの奮闘をあたたかな筆致で描いた、本と
 書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集第二弾!


作家の大崎さんは、本屋さんで働いていたんですよね
大崎さんの小説で『配達あかずきんちゃん』なども
本屋さんが舞台となっていてリアルだったけど
この小説もとてもリアル
ミステリーといっても、殺人など生々しいものではなく
本屋、作家さん、取次会社などでの日常の謎で
楽しいし、わかるし、興味深い
面白いシリーズで
このシリーズの第3弾が単行本で出たようなので
文庫になるのが楽しみだな

この小説の中に、出版社の方が新刊の帯のコメントを
書店員さんに頼むという短編があるのですが
確かに、この頃の小説は
帯や新聞広告などに、書店員さんの言葉が多く載っていますね
本屋大賞とかも、いまは華々しく行われているしね
本が好きな人にとって、自分好みの本を探すのは
当たり外れがあって、なかなか大変なことではあると思うのです
そういうとき、書店員さんのコメントを読んで
面白そうだなと思って、手に取るということは多くありますね
本屋さんのもポップで書店員さんの言葉が載っていたりするし・・・
ただ、そのコメントを丸ごと信じることは出来ない
だって、ひとりひとりの書店員さんの好みがわからないから
どうしても、自分の好みで書いているのだろうしね
無条件に信じてしまうのは
大好きな作家さんがお勧めする小説です
それと、本の趣味趣向が似ている友人のお勧め本かな

大崎さんの本屋さんに関わる小説を読んでいると
本好きの人が多く出て、刺激を受けちゃうな
もっと、たくさんのいい本と出会いたいな


土曜、日曜と、珍しく天気のいい日が続きました
2日とも予定はあったのだけど
せっかくの天気なので、朝、走りましたよぉ
土曜日は、農試公園から北大へ 1時間半弱
日曜日は、円山公園へ1時間くらい
こういう天気の週末は、今年、あと何日あるのかな
今週の土曜日は、エフランのジンランに参加予定
晴れたら・・・
いやいや、去年のような天気じゃなければ
寒くても、曇っていても、いいです
去年のジンランの模様は → こちら