世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ソラ、デビュー

2006年08月02日 23時03分52秒 | Weblog
新しい心療内科、通院二回目。
待合室が騒がしい。
若い殿方が仲間(何で心療内科に仲間と来るのか謎)と、わいわい騒いでいた。
携帯電話で大声で話したり、笑いころげたり。
こういう場合、私は迷惑そうな顔をしたり、注意をしたりはできない。
他人と関わるのがひどく面倒なんである。
大体の場合に於いて、「この人はこの人の常識の範疇でこういう行為をしているのだなあ」と、ぼんやり思う。
反面、「うるせーんだよ。ばーか。…お前らなんて、この世から消えてしまえ。」とも、思う。
人当たりの良い私とイライラしている私が、自分の中にいる。
でも、他人との摩擦やそれに伴う煩わしさを恐れ、いつも良い子の私が若干頑張る。

「うるさいんだよ!」と隣の女性がキレて若い殿方たちを注意した。
彼らは馬鹿にしたような笑いをしていた。
一触即発。
うるさかったのでMDで「くるり」の「赤い電車」を聴いていた私も、ボリュームを下げて、思わず注目してしまった。

看護婦さんたちが仲裁に入るが、女性は興奮の最中にいて聞かない。

あの女性の方が私よりも健全だと思った。
私は人前で自分の思う明らかな主張ができない。
ブログでなら言えることが、人前では言えないのである。
逆に強く反論や反発されたりすると、泣くかキレるかしてしまう。
最近は無視という術を得たが、いつも確実に実行できるという自信がない。

それにしても最近のイライラは、何なんだろう。
些細なことにでも、イライラしてしまう。
そんな自分にもイライラしてしまい、不安になる。
顔では笑みを浮かべているのに、内心ではイライラし、歯を食いしばった挙句にこめかみから頭痛がじーんと広がる状態が続いている。
そんなことを医師に話した。

今日は入眠導入剤マイスリーの他に、ソラナックスを処方された。

ぶっちゃけ、精神安定剤。

ホルモンの状態を安定するピルも提案されたが、私の様なヘビースモーカーがピルを飲むと、血栓症になる恐れがあるとのことで却下された。
で、ソラナックスデビュー。

これで精神が安定すれば良いのだが。

大学時代「哲学」の授業で「人は自分のことの半分も分かっていない」というようなことを教授が言っていた。視覚的にも、背中や後頭部を己の目では確認できない。その他、人間は自分では確認できない内なる部分をたくさん持ち合わせている。
私は自分では確認できない自分の内面とやらを、知りたくてたまらない。
カウンセリングという手段を通して、生物的観点から自分の心がどうなっているのかの興味を抑えることが出来ないのである。

なぜ、イライラするのか?気持ちが不安定なのか?

先生の指摘は、私のほんの一部を客観的に言い表したものに過ぎないかもしれない。
でも、それを信じ、薬を服用するといった「傾向と対策」の「対策」という手段があるのならば、素直にそれに縋り「より良い人生」みたいなものを目指したいと思う。

そんなわけで…頼むよ、ソラ。





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