世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

3日目 (9)尾道の夜

2006年08月13日 16時50分26秒 | Weblog
一旦ホテルに戻るも、「このままではいけない!もっと尾道を堪能しなければ!」
と思い立ち、再び外へ。
辺りは薄暗い。
渡船に乗り込んだ。
向かい側の向島へ船は動きだした。
夜の海は黒い。
のっぺりとした水面がネオンに反射し、時々うねるのが見えた。

向島にタッチし、船はやがて再び尾道側に戻りだした。

ふらりと立ち寄ったレストラン「やまねこ」
ジントニックとつまみを取る。
グラスから流れてくる液体は上唇を刺激し、私の思考能力を麻痺させた。

海岸通りを行き交う車を眺めつつ、尾道での最後の夜を過ごした。

3日目 (8)朱華園

2006年08月13日 16時48分29秒 | Weblog
尾道に来るようになり、4年。4回目。
私は朱華園のラーメンを食べたことがなかった。
長蛇の列を見る度「そこまでして、なぜ?」という軽蔑にも似た思いから、どうしても列に加われなかった。
夕方何気無く通ったら、思いの他空いていた。
さっそく入店。

さっぱりとした醤油味、背脂もしつこくない。美味しい!
ラーメンのスープ1滴残らず完食~。
人気の理由がわかった。
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3日目 (7)レトロ販売機

2006年08月13日 16時46分49秒 | Weblog
頑張ったご褒美にジュースね。
…え?古すぎ!

3日目 (6)うんしょ、うんしょ

2006年08月13日 16時45分28秒 | Weblog
うんしょ、うんしょ…尾道は坂の町。
急勾配で大変。吉熊も小さな一歩で登る。

頑張れ、吉熊!

3日目 (5)風流

2006年08月13日 16時44分18秒 | Weblog
小道に佇む蓮の池。
風流。

3日目 (4)こもんのワッフル

2006年08月13日 16時43分07秒 | Weblog
「10月27日、姉は死にました」
姉の好きだった神永青年に姉の死を告げる妹・実加。
…映画「ふたり」のあのシーンで印象的だった喫茶「こもん」。

ここのワッフルは最高★
「ブルーベリーアイスワッフル」を食べた。
普段甘いものを食べない私もこもんのワッフルはペロリと食することができる。

店内は禁煙なので、テラスでいただいた。

3日目 (3)さすり牛

2006年08月13日 16時41分21秒 | Weblog
御袖天満宮…ここも石段の果てにある。
この石段も映画「転校生」のロケ地だ。

55段の気の遠くなりそうな石段を登りきり、境内にいる「さすり牛」をさする。
この牛さんは少し笑顔。
キミの微笑みに毎年癒されるよ。

学問の神様らしい。
…こともあろうに吉熊は牛さんの上に!

罰当たりもんが~!


3日目 (2)願い事

2006年08月13日 16時39分45秒 | Weblog
映画「ふたり」の千津子の事故現場にお参りに行った後、西国寺へ。
石段でバテる…。
年々感じることは体力の低下。
しかも、体がザラザラしてきたし。
もしや塩吹き…?
伯方の塩製造機と化した体に鞭を打ちながら、炎天下の中ただひたすら歩く。

途中、石段で振り返ると尾道水道、そして瀬戸内海の島々が見える。

潮風が髪を揺らす。
首筋に涼をもたらす。

西国寺下の金比羅大権現へ。
顔の形をした石「重軽さん」を持ち上げる。
願い事をしながら持ち上げる。
重く感じたらなかなか成就しない、軽く感じたら成就する、というもの。
願い事かぁ…。
また来年、ここに来れますようにかな。

「うんしょ…。おもっ…いや、か、軽い…気がする」




3日目 (1)熊野神社

2006年08月13日 16時36分21秒 | Weblog
遮光カーテンを上げる。
そこには、尾道の海が、空が、向島が広がっていた。
…嗚呼、私は今、尾道に来ているんだわって思う。
パリに来ていた林芙美子は、その間もずっと尾道を恋しく思っていたらしい。

化粧して、いざ出発~。
あまりにもこの町が好き過ぎて、一体どこから歩けば良いのか分からなくなる。
まずはガイド本に載っていない熊野神社へ。
どうしても吉熊が行きたいと言うもんだから。

家々の軒先の、傘幅しかない道を恐る恐る入っていく。
なかなか見付けられず、通りがかった地元のおばちゃんに尋ねた。
「あそこじゃけぇ。」
振り向いたら…あった!

くまくま…熊野神社!