会社近くで祭りがあった。夕方になるとお囃が微かに聞こえてきて、仕事どころではなくなった。
タイムカードを押し、女性の先輩と出陣。
彼女とは不定期に「やる気が出る飲み会」をしており、今日の会は特別企画、祭りバージョン。前々から楽しみにしていたのだ。
商店街は、やはり凄い人混みだった。
彩り豊かな飾り付けや露店を見ながら、祭りの雰囲気に浸った。
お好み焼き、たこ焼き、餃子や酒類を買い込み、近くの公園で酒盛開始!
今宵も三十路間近のマジ対談に花が咲いた。
仕事のこと、将来のこと、人間関係のこと、恋のこと、…など。
それは、夜店のカラーひよこの如く、ありふれた安っぽさと、胡散臭さに満ちたものなのかもしれない。
しかし、私達がその中で、毎日もがいたり悩んだりしていることは紛れもない事実だ。
日常を生きながら「何か良いことありますように」と、ただひたすら願う、私たち。
カラーひよこが大きくなり、やがて塗料が剥げ、ただの鶏になったら、その時は「そんなこともありましたよね~!」と笑っていたい。塗料という人を惹き付ける装飾を失っても、立派なトサカを得ていたい。そうするために今、必要なことは何なのか?みたいなことを話した。
蚊に刺されながら、気付いたら3時間も酒盛していた。
ハイになった私は、靴を脱いで芝生に入った。
普段、おとなしい先輩は来ないだろうと思っていたが、意外にも「私も~」と靴を脱ぎ始めた。
一緒に笑いながら公園内の芝生を全力疾走した。
ストッキング越しにチクチクする芝生の感触が気持良い。
凪のような闇を二人で打ち破った。
タイムカードを押し、女性の先輩と出陣。
彼女とは不定期に「やる気が出る飲み会」をしており、今日の会は特別企画、祭りバージョン。前々から楽しみにしていたのだ。
商店街は、やはり凄い人混みだった。
彩り豊かな飾り付けや露店を見ながら、祭りの雰囲気に浸った。
お好み焼き、たこ焼き、餃子や酒類を買い込み、近くの公園で酒盛開始!
今宵も三十路間近のマジ対談に花が咲いた。
仕事のこと、将来のこと、人間関係のこと、恋のこと、…など。
それは、夜店のカラーひよこの如く、ありふれた安っぽさと、胡散臭さに満ちたものなのかもしれない。
しかし、私達がその中で、毎日もがいたり悩んだりしていることは紛れもない事実だ。
日常を生きながら「何か良いことありますように」と、ただひたすら願う、私たち。
カラーひよこが大きくなり、やがて塗料が剥げ、ただの鶏になったら、その時は「そんなこともありましたよね~!」と笑っていたい。塗料という人を惹き付ける装飾を失っても、立派なトサカを得ていたい。そうするために今、必要なことは何なのか?みたいなことを話した。
蚊に刺されながら、気付いたら3時間も酒盛していた。
ハイになった私は、靴を脱いで芝生に入った。
普段、おとなしい先輩は来ないだろうと思っていたが、意外にも「私も~」と靴を脱ぎ始めた。
一緒に笑いながら公園内の芝生を全力疾走した。
ストッキング越しにチクチクする芝生の感触が気持良い。
凪のような闇を二人で打ち破った。