世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

哀愁の縮毛矯正財形

2008年04月20日 22時53分37秒 | Weblog
縮毛矯正をしに池袋の美容院へ行く。

私は密かに縮毛矯正財形をしている。
毎月5千円を貯めると、約半年でちょうど縮毛矯正の金額になる。半年経つと髪の根本の癖が目立ち始めて収拾がつかなくなる。良いタイミングだと改めて思う。
満期になった貯金を握りしめ、るんるん気分で家を出る。

縮毛強制をすると、言わずもがな、髪がさらさらになる。
この快感を一度知ってしまった者(癖毛持ち)ならば、もう容易には辞められないはずだ。
中毒性の高い美容技術の餌食になった私。
縮毛強制トルネードはいつまで続くのだろうか。

さて、今日もマイミクであるセッキーさんにお世話になった。
美容院に行く前、クリーニング店に寄り、つい話し込んでしまった。なので入店が遅くなってしまった。

縮毛矯正とは
1液を塗る→放置→洗い流す→まっすぐにブロー&アイロン(1時間)→2液を塗る→放置→流す
という行程を経る。
最後、散髪をしておしまいなんだが今日は奮発してトリートメントをしたので合計4時間もかかった。
…美しくなるのも大変だ。

2月に後輩若君の結婚式があり、そのときのアップヘアが良かったと感想を述べると、セッキー殿は

「結っている最中から、ピンが浮いてくるんだよねー」
と告白した。

どんだけ多くて剛毛なんだ、私の髪…。
縮毛矯正中は、放置される時間が長い。
普段ならば渡された雑誌を読んで社会勉強をするんだが、今日は嶽本野ばら先生の「タイマ」の展開が気になっていたのでそれを持参して席に着いた。

「僕」とあいの会話文が好き。
哀愁のある世界観を共有できる二人。
ああいう会話、殿方としてみたいなあ。
しかし。

現実は、頭に液を塗られ、更にサランラップを巻かれて放置されている…鏡に映る己の姿だったりする…。

散髪をする前、セッキー殿に
「向かって左側の髪が少ないんだけど」
と指摘された。
どうやら右利きの私のブロー癖が原因なのではないか?とのこと。
毎朝、引きちぎるようにガンガンとブローするので、きっと傷んで途中で切れてしまったんだろう。可愛そうに…。

剛毛なのに繊細…まるで私のアイデンティティを象徴してるではないか。

毛量を少し減らして、毛先を整えてもらった。長さは変わらず。腰の上あたり。

セッキー殿のカット技術は素晴らしい。
彼の作る、横顔にかかる前髪の流れ具合が私は好きだ。
かき上げたときに絶妙な感じになるんである。

会計のとき。
いかにも「貯金箱から持ってきました」という様子の千円札の束が悲しい。
そう、毎月の財形を千円札で行っていたために…。

「たまにそういうお客さん、いるよ」
と言ってくれるセッキー殿。
彼の技術も好きだが、優しい人柄も好きだ。
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クマ子さんの役割

2008年04月20日 22時49分06秒 | Weblog
実家からパクってきた木彫りのクマ子さん。

彼女の、額から鼻梁を形作るラインは、相当な美しさである。
高貴な性格がゆえに、他のクマたちはあまり彼女には近づかない。

私が帰宅して、まず最初にすること…それは身に付けているアクセサリーをはずすことだ。

指輪、イヤリング、時計、ブレスレット。

最後にネックレスをはずして、クマ子さんの首にかける。

クマ子さんは、ネックレスの見張り番。
クマ子さんと鑑定書付ダイヤプチネックレス。
まじまじと眺めると、かなりシュールな光景だと気づく。

なかなか似合うよ。
クマ子さん。
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