世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

上野日和 ルーヴル美術館展 ―地中海 四千年のものがたり―

2013年07月28日 22時28分43秒 | Weblog
今日も昼過ぎまで惰眠。というか今日は覚醒後、なかなか起き上がれなかった。パキシル減薬の弊害か?

昼下がりに布団を取りこみ、上野の東京都美術館へ。
前々から楽しみにしていたルーヴル美術館展へ。



ルーヴル美術館には2000年に行ったことがある。
とても大きな美術館なのでモナリザやミロのヴィーナスなどの主要なものだけをガイドの案内で見た。

本展はルーヴル美術館の全8美術部門が総力を挙げて「地中海」をテーマに企画し、西洋と東洋を結ぶ地中海世界の四千年におよぶ歴史的・空間的な広がりを、ルーヴルが誇る200点を超える収蔵品で展観するもの。

「恋人たち」(1300年~1400年頃)

杯に描かれた剣をもつ騎士と優美な女性が仲良く寄り添う姿が微笑ましい。
十字軍の際、フランスのリュジニャン家がキプロス島に建国したカトリックの王国に由来する品。
独特の技法にイスラーム文化の影響が見られる。
キプロスったらマネーロンダリングしか思い浮かばない…。


「モザイク:イルカと戯れるアモル」(250年頃)

イルカに跨りながら喧嘩する天使、イルカを抱く天使…その表情が愛くるしい。
ファンタジックなこの作品は水槽の底を飾っていたらしい。
天使の笑い声がタイルいっぱいに広がっていた。



「泳ぐ乙女の形のスプーン」(紀元前715~紀元前656年頃)

化粧の顔料を混ぜる道具、お守り…用途は様々な説があるらしい。
なんともユニークなデザイン。思わず笑ってしまった。



クロード・ベルタン 「クレオパトラ」(1960年頃)

ローマ軍に敗れた彼女がコブラの毒で自害する劇的な瞬間。
「やめなよ」とその手を止めてしまいたくなる。彼女のお鼻は、横から見たらやはりつんと高かった。



「アルテミス、通称ギャビーのディアナ」(100年頃)

本展の目玉。衣裳の襞がとても優美で精緻。大理石でできていることを忘れてしまうぐらい、質感が布そのもの。
これは素晴らしい!!
また表情も優しく、見入ってしまった。1808年にルーヴルに収蔵されて以来、初めて館外に出品。
顔小さい。


「ハイデイ」(1870年~1872年頃)
ジャン・バティスト・カミーユ・コロー

抒情的風景画で知られるコロー。ひたすら美しい。



「バルコニーにいるアルジェのユダヤ女性たち」(1849年)
テオドール・シャセリオー

ユダヤ人女性のお喋りが聞こえてきそう。本展で一番観たかった作品。


見応え満点。
世界史を選択していないのでよく分からない部分も多かったが、楽しめた。
紀元前の作品がこうして自分の前に佇んでいることに静かに興奮した。
異文化に触れて気分もリフレッシュ。

また、冷たいであろう大理石に火照った手足をぺたぺたしたい衝動にかられた。


上野公園を散策。
雨が降ってきた。
最近18時ぐらいになると決まって雨が降る。
カエルの噴水は今日も勢いよく噴射していた。



アメ横へ。
ゲーセンで鮪だらけのUFOキャッチャーを発見。
グロテスク。




アメ横といえばNHKドラマの「あまちゃん」の舞台。

アメ横女学園。
暦の上ではディセンバー。



アメ横の香水店にふらりと寄った。
私の愛用しているNINAが安かったので購入。
店員さん(男性)が物凄く良い接客をしていた。
香水の説明だけでなく、私の潜在的欲求も開花させてくれた。
「こんな香りもありますよ」
と。
また私が会社員だということを会話から察し、会社に着けていけそうな香水を選んでくれた。
物腰も柔らかで、さり気なく褒め言葉を使用。
接客のクオリティが高かった。良い買い物ができた。



嗚呼、今週末も終わってしまった。
明日からまた仕事。
月末月初の業務に加え、出張もある。忙しい。
それに夏祭り!秘書検定の面接対策セミナー。
頑張ろう!!

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