やっとこさ木曜日。
今日も一日分刻みの忙しさだった。
気温は30℃、湿度は72%…仕事をするには辛い環境。
汗で視界が曇る…。
夕方、喫煙所で喫煙仲間と語らう。
窓の外は厚い雲が夕焼け色を帯びていて、嗚呼夏だ…という雰囲気だった。
「夏の日のおばあちゃんの家って、一つの概念ですよね」
と、呟いてみた。
蝉しぐれ
風鈴の音
かき氷
ブタの蚊取り線香
スイカ
花火
ひまわり
田んぼのあぜ道
夏休みの友
盆踊り
巧く言葉にできないが、それらにノスタルジックを感じるのは日本人のDNAの為せる技だと思う。
JR東海 ハックルベリーエクスプレス のCM、みたいな。
しかし、私の母方の祖母は宇都宮の市街地付近にあり、私の家よりも都会であった。
喫煙所仲間の一人、Tさんのおばあちゃん家は駒込…都会である。
それでもなお、「夏の日のおばあちゃんの家」は強烈なインパクトを以て、私たちの心を揺さぶる。
不思議な力である。
ちなみに家の父は二男なのだが家を継ぎ、どちらかと言えば、夏の日と言うかお盆は親戚がたくさん来る…というイメージだった。
酔っ払う大人達を尻目に、従兄弟たちと遊んでいた。
母が出してくれたスイカを食べ、近所を探検し、夜は庭で花火をした。
中学生になると、親戚を持て成す嫁(母ヨーコたん)の苦労を感じ、親戚づきあいが苦手になった。
決定打になったのは、酔っ払った父が親戚の前で私の志望校をポロリと発言したときだろうか。好奇心を含んだ大人の視線とアルコールを含んだ呼気に、ナイーヴだった思春期の心はひどく動揺した。
だから映画「サマーウォーズ」で、大勢の親戚が宴会をするシーンを観ると、なんだかモヤモヤしてしまう(好きな映画なのだが)。
そして夏休みは海外や遠隔地に旅行に出てしまう。
「夏の日のおばあちゃんの家」を無邪気に楽しめるのはせいぜい小学生ぐらいまでなのだろうか。
陽が落ちかける喫煙所で語る幻なのかもしれない。
今日も一日分刻みの忙しさだった。
気温は30℃、湿度は72%…仕事をするには辛い環境。
汗で視界が曇る…。
夕方、喫煙所で喫煙仲間と語らう。
窓の外は厚い雲が夕焼け色を帯びていて、嗚呼夏だ…という雰囲気だった。
「夏の日のおばあちゃんの家って、一つの概念ですよね」
と、呟いてみた。
蝉しぐれ
風鈴の音
かき氷
ブタの蚊取り線香
スイカ
花火
ひまわり
田んぼのあぜ道
夏休みの友
盆踊り
巧く言葉にできないが、それらにノスタルジックを感じるのは日本人のDNAの為せる技だと思う。
JR東海 ハックルベリーエクスプレス のCM、みたいな。
しかし、私の母方の祖母は宇都宮の市街地付近にあり、私の家よりも都会であった。
喫煙所仲間の一人、Tさんのおばあちゃん家は駒込…都会である。
それでもなお、「夏の日のおばあちゃんの家」は強烈なインパクトを以て、私たちの心を揺さぶる。
不思議な力である。
ちなみに家の父は二男なのだが家を継ぎ、どちらかと言えば、夏の日と言うかお盆は親戚がたくさん来る…というイメージだった。
酔っ払う大人達を尻目に、従兄弟たちと遊んでいた。
母が出してくれたスイカを食べ、近所を探検し、夜は庭で花火をした。
中学生になると、親戚を持て成す嫁(母ヨーコたん)の苦労を感じ、親戚づきあいが苦手になった。
決定打になったのは、酔っ払った父が親戚の前で私の志望校をポロリと発言したときだろうか。好奇心を含んだ大人の視線とアルコールを含んだ呼気に、ナイーヴだった思春期の心はひどく動揺した。
だから映画「サマーウォーズ」で、大勢の親戚が宴会をするシーンを観ると、なんだかモヤモヤしてしまう(好きな映画なのだが)。
そして夏休みは海外や遠隔地に旅行に出てしまう。
「夏の日のおばあちゃんの家」を無邪気に楽しめるのはせいぜい小学生ぐらいまでなのだろうか。
陽が落ちかける喫煙所で語る幻なのかもしれない。