世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

待ち時間5時間

2013年07月09日 23時53分57秒 | Weblog
心療内科デー。
今日は久々の5時間待ち。
成田~香港のフライト時間より長かった。
しかも待合室が微妙に暑いので居眠りもできず。ずっと本を読むかスマホをいじるかしか時間を潰す手段がなかった。

定時後、暑い中をハイヒールで猛ダッシュして受付時間に滑り込みセーフをするのに、それから永遠5時間も待機しているって…。

読んでいる作品は「戦争特派員」(林真理子)だ。これは毎年夏に読む。
ベトナム戦争帰りの記者と東京のファッションメーカーで勤務する女性の話。
林真理子先生の作品で一番切なくて好き。
舞台は1989年の東京。バブル絶頂期。
同じ頃の東京を舞台にした作品「アッコちゃんの時代」と華やかな雰囲気が似ている。

余談だが昨日の我がブログのアクセス数ベスト10に「アッコちゃんの時代」の事を書いた日の記事が入っていた。
2009年05月15日「アッコちゃんの時代」

アッコちゃん(川添明子)の旦那・老舗のイタリアンレストラン「キャンティ」の御曹司、五十嵐氏(川添象郎。風吹ジュンの夫だった人である)が逮捕されたからだろうか。


いや~、それにしても5時間待ちは長かった…。
座り過ぎてお尻が痛くなる頃、名前を呼ばれた。

クマ医師、今日はとても疲れていた。
彼はとても優しいので、患者さんの話は絶対に遮らず、全部聞く(他の患者さんにもそうらしい)。
だからいつもこんな時間になってしまうのである。

生理前だけ、朝にパキシルを微量飲むよう、言われていたのに、その生理前分を紛失して飲んでいないことを告白。
「え!失くしちゃったんですか」とクマ医師は笑っていた。
失くしたというか、部屋が散らかっていてなかなか探し出せないのである。失くしたわけではない。たぶんあそこら辺に埋没してるはず…。千とパキシルの神隠し。
もうすぐ生理前なので今回も処方してもらった。

仕事は、忙しくていらつく暇もないことを言及。
先週実家に帰ったのでストレスも発散でき、比較的冷静に対処していることを申し添えた。
クマ医師、嬉しそう。

今月の下旬に秘書検定1級の発表がある。
自己採点の結果とか傾斜配点が気になる模様のクマ医師。
クマ医師、絶対に医大生時代は家庭教師か塾講師のバイトをしていたに違いない。
勉強のことを話す時の彼の輝きっぷりったら。もう。


薬局に処方箋を持って行き、薬を出してもらった。
駅前で一服。5時間半ぶりの煙が美味い。

煙越しのネオンは「270円均一居酒屋」などの激安居酒屋が目立つ。
客引きのお姉さんは異国人。
林真理子先生が描くバブル時代の東京を私は知らない。
もし私がバブル絶頂期の東京に住んでいたら心療内科に通院していただろうか。
ふと、自問してしまった。

処方変更なし
パロキセチン、ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、ラベプラゾール