世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ドビュッシーの「夢」が流れる日曜日

2014年04月13日 | Weblog
昼下がり、浮間公園へ。前から一度行きたかった。土曜日から運動不足を認識していたので、歩いておこうかと思ったのである。
駅を降りてすぐ目の前にあるという分かりやすさが素晴らしい。

池の向こうに風車。優雅である。ピクニックに来ている人が多かった。


桜の一種だろうか。


池にはリア充なカルガモが・・・!



桜の時期はとっくに終わったもよう。しかし幹の部分に奇跡的に一輪咲いていた。これこそ今年最後に見るであろう桜だ。



すみれの花壇で記念撮影。
吉熊、にっこり。


愛くるしい。




すずらんに似た花。スノーフレーク。





ヤマブキ。



池を一周し、早々と帰宅。最近疲れやすいのでこのぐらいがちょうどいい。
ほっともっとでハンバーグ弁当を買い、林真理子先生の本を読み始めた。
23歳のデザイナーの話。これは面白そう。


明日からまた仕事。

今朝は会社を辞める夢を見た。しかも私は店舗に勤務していて店長は吉熊上司。後輩男女も店のスタッフとしているというシチュエーション。別に私は辞めたくて辞めるわけじゃなくて、何かしら、急にやめることになったっぽく、急いで後輩女子Cちゃんに餞別の品を買っているシーンだった。ショッピングセンターのファンシーショップで雑貨を選び、「ああ、仕事の引継ぎをしていないな」と申し訳なく思っているというリアルな夢だった。起きたとき、凄く疲れていた。そしてこんな夢を見た自分を恥じた。
「もー、私、会社辞めたーい」と気だるそうに煙をふかしながら愚痴る先輩を「かっこいい」と思う時期があった。「仕事ができるからもっといい給料ゲットを夢見ているのだな。いいな」と何の疑いもなしに妄信していた時期が。
しかし、今の私は「嫌だな」「辛い」「この給料って・・・何?」と思うことはあっても辞めたいとは思えない。ここを辞めて再就職できる自信もスキルもない。しかも制服管理業務という新たな仕事ももらって、今が頑張り時だとも思うからだ。逃げない。踏みとどまる。

仕事を辞める夢は、夢診断によると・・・頑張れば頑張るほど成果が表れるという意味です。実際に仕事に対する意欲が薄らいでいる事も表しますが、手抜きしなければ結果はついてきます・・・ということらしい。

よし、頑張るぞ!!
来週は、喫煙所飲み会・嶽本野ばら先生のサイン会・小学生のときからの心の友わたと遊ぶ・・・という豪華三本仕立てが待っているし。


ドビュッシーの「夢」が似合う、まどろみに似た不思議な日曜日だった。

吉熊、来週も頼むよ!

化粧品 自分が自分でいるために

2014年04月13日 | Weblog
昼過ぎ、目覚めた。寝すぎて腰が痛い。

夕方、隣町のデパートへ。化粧下地を求めて。
私が14年ほど愛用しているのは資生堂ホワイトルーセント「ブライトニング スポットコントロール ベース UV」だ。
これのお陰で肌だけはきれいだと言われる。とにかくカバー力が半端ない。




カウンターでビューティアドバイザーさんと話しこむ。
「増税前の駆け込み需要、ありましたか?」
と尋ねたら、やはりあったとのこと。
開店から閉店まで、お客さんが順番待ちの状態で本当に大変だったのだが、4月に入ってからは客足が少なくなったもよう。在庫は多く確保していたにも関わらず、売れに売れて商品によっては品薄にもなったそうだ。どうせ使うし、高くなる前に買っておこうというお客様が多いとのことで、なるほど納得。

そう言えば、増税後、スーパーなどで値札の金額が僅かに上がっているのを見ると物を買うのが怖くなった。増税したのだから仕方がないと諦めつつも、どこかに物を買うことに罪悪感が芽生えている。いちいち「これは必要か」とよく考えるようになった。消耗品など、明らかに、より安いものを買う癖もついた。

でも化粧品だけはどうしてもランクを下げられない。

もしこれよりも安いものを使って少しでも気に入らなかったとする。そのとききっと私は「これだから駄目なんだよ」と思いそうだ。人に晒す機会が多い「顔」という部分に施すものだから余計に強く思うに違いない。対面した人の表情に自分の顔の出来栄えをテストの点数よろしく浮かび上がらせるので手抜きができない。自意識過剰なのかもしれないが。

大学時代、よく妹とカワチ薬局に行き、化粧品やヘアケア用品を買いに行った。
マニキュア、化粧水、ムース。高いものは買えなかったが、二人で色々話しながら買い物するのは本当に楽しかった。
肌水、セザンヌ、ティセラ、ラビナス、ff(フフ)、ヌーヴ、ボングー・・・当時の化粧品を思い出す。懐かしい。お世話になった。

あの頃、二人ともコンプレックスの塊で、テレビのタレントを見ながら
「あんな髪質で生まれたかった」
とか
「どうしたらあんなふうに可愛くなれるのか」
ということを語り合っていた。
今では、妹も私も三十路に入り、コンプレックスを意識せずにいられるにはどの商品を買うべきかということを学習し、商品を選んで買い、時には使用感を述べ合うにとどまっている。


資生堂のカウンターで、他の商品の説明も受け、試供品をもらってホクホク顔で帰宅。これで2ヶ月強は自分の顔を維持できる。
生活防衛意識が強くなった私だが、これは維持費という必要経費に仕分け。自分が自分でいるための維持費。


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