世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ただ泣きたくなるの・・・

2014年04月15日 23時34分15秒 | Weblog
取引先に契約書を送るよう、吉熊上司に言われた。さっそく経理部O主任から収入印紙をもらい、契約書に貼付。海綿のある場所まで行くのが面倒だったので「これ、舐めてもいいですよね」と吉熊上司に訊いた。
唖然とする吉熊上司・後輩男女。
その表情には
「え・・・」
という文字が浮かんでいた。
しかし、吉熊上司の返答を聞かず、すでに舌で収入印紙の味を味わっている私。べろろん~♪
「すごい顔ですね!」(後輩男子)
「○○さん、舌長いんですね!」(後輩女子)
「・・・」(吉熊上司)
という声を聞きながら捺印をもらうべく吉熊上司に契約書を渡した。
私の唾液で印紙付近が若干湿っているのが気になるらしく、ニヤニヤ顔をしながら指で拭く吉熊上司(←潔癖症なのに)。
爆笑する私たち。そんなこんなで今日もよく笑い、よく働いた。



心療内科デー。

待ち時間3時間半。
林真理子先生の「フェイバリット・ワン」を半分まで読み進めた。23歳のデザイナーの話。最初の印象は、矢沢あいの「ご近所物語」を大人にした感じだったが、半分まで進み、ストーリーがいつもの真理子さんっぽくなってきた。

30分ほど転寝。ソファでウトウト。


さて診察。
前回、クマ医師に手を握られてドギマギしたことを思い出して、なんだか恥ずかしかった。
ノックして入室までの私の様子をクマ医師はいつも観察している。ドキドキ。
今日も紙に書いてきたものを渡す。話すより楽なのである。また、私が思っていることもダイレクトに伝えやすい。

入社してきた新卒社員の制服・中途採用の衣替え・新卒研修の講義などを経て、今は状況的にも精神的にもだいぶ落ち着いていること。
身体的なものとしては、生理前のイライラが少なかったこと、12・13日は眠りが浅かったこと、食欲は普通にあること。
3月中に出さなければいけない書類を今月上旬に社長に提出したのだが怒られなかった。なので、焦らなくていいのだなと実感したことなども書き添えた。

そして、前回クマ医師に「残業して社長に咎められたら『気に掛けてくれてありがとう』という姿勢で対応したらどうだ?」というアドバイスに従った結果、社長と僅かだがコミュニケーションを取れたことも書いた。
クマ医師は「よかったですね」と喜んでくれた。

「よく書けていますね。こういう風に内面を見つめて文章にして物事を整理するのも一つの手ですよね」
とクマ医師。

内面を見つめて文章にして物事を整理・・・これ、9年間ほぼ毎日やっています。
そして全世界に発信しちゃってますから!!


「先生。今年の初めから本当どん底を味わってきましたが、人間、回復ってできるんですね」
と言うと、
「そうですね。あなた、頑張ってきましたもの。だいぶ考え方が変わりましたね。よくなりましたよ」
とクマ医師。

「本当、考え方って財産なのですね。8年前とだいぶ考え方が変わりました。通院してきた8年間は無駄じゃなかったのだと思います。通院から通院までの2週間を生きて、そのときに考えたことをこれでいいか?と先生に確認していただくこの診察を、今すぐ辞められるかどうかは分からないのですが。そしていずれここも卒業するときがくると思いますが、そのときまでよろしくお願いします」
と思ってもないことが口を吐いて出た。・・・こんな前向きなことを言ってるが、心の中ではまだまだクマ医師に依存しているじゃないか。なに思ってもいないようなことをすらすらと言い出すんだ、自分。
世の中には私よりも劣悪な環境で生きている人もいる。冒頭のような恵まれた人間関係の中で生きる比較的恵まれているだろう自分みたいな人間が通うべきところなのか、ここは・・・という罪悪感に似たようなのも隔週の通院で芽生えている。しかし一方で、何でも話を聞いて的確にアドバイスをしてくれるクマ医師を必要としているのも事実。嗚呼、何が事実なのかわけが分からぬ。

じっと俯く私。

私を見つめるクマ医師。・・・あんまり見つめないで。泣きそうになってしまう。
「何か不安なことがあるのですか?」
「・・・ゆっくりでいいのですよ」
とクマ医師は言ってくれた。

クマ医師、何でもお見通しなのだろうなあ・・・。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン
当帰芍薬散


次回診察までの2週間、無事に泳ぎきれますように。


今週の会社の花。