天気が良くて嬉しい。今日は白っぽいスーツを着て出勤。春の日差しに映えるので、この時期、出番が多い。インナーは白のカットソー。心弾む。
午後、副社長が鎮座する他の建物に向かうとき「嗚呼、春って素晴らしい」と実感してしまった。
穏やかな空気、さらっとした風、何もかも心地よい。
午後、3月分の経費が締まったので、データの加工をした。
消費税の処理を行うのだが、1.05で割るのも今月が最後。
経費データの加工だが、この業務を私は14年間毎月行っている。
印象深いのは2008年の3月分の締めを行った4月15日。
祖母が他界した翌日で有給を取得したのだが、私はデータ加工をするべく午前中は出勤したのである。
午後、会社を抜け出して宇都宮の実家に戻った。東北線の電車の外は白々しいほどの春の光が満ちていて、悲しさを削いでくれていた。実感が湧いていなかったといってもいい。「これからおばちゃんの亡骸を見るわけだが、見たら私はどうなっちゃうのだろう」という、ぼんやりとした不安がゴトンゴトンという車内の揺れに呼応していた。
吉熊上司も当然データ加工業務を行えるのだが、私のほうが慣れているっつーことで出勤した。そのことがちょっと誇らしかった。亡き祖母が待っているのですぐにでも帰りたかったのだが、そんな仕事を担っている自分を祖母への最後の土産にできるのではないか?という気持ちが強かった。
祖母は明治生まれで強かった。負けず嫌いで笑顔で幅寄せしてくるミナクルな老婆だった。「そうかい?」とすっとぼけながら、厄介な物事を回避するスルースキルは敬服に値する。彼女のその血が流れていることに最近の私は感謝している。歳を取れば取るほど・・・。
↑
吉熊を見て「おや?可愛いらしいこと」と言っていた祖母の手。
根っからの悪い人ではなかったが、物凄く人徳者というわけでもない、明治ウーマン・タケさん(95歳没)。
そんな祖母が知っている実家は取り壊され、新しい家が出来上がり間近らしい。
明日は会社の喫煙所仲間(三十代)飲み。
どんな話で盛り上がるのだろうか。楽しみである。
午後、副社長が鎮座する他の建物に向かうとき「嗚呼、春って素晴らしい」と実感してしまった。
穏やかな空気、さらっとした風、何もかも心地よい。
午後、3月分の経費が締まったので、データの加工をした。
消費税の処理を行うのだが、1.05で割るのも今月が最後。
経費データの加工だが、この業務を私は14年間毎月行っている。
印象深いのは2008年の3月分の締めを行った4月15日。
祖母が他界した翌日で有給を取得したのだが、私はデータ加工をするべく午前中は出勤したのである。
午後、会社を抜け出して宇都宮の実家に戻った。東北線の電車の外は白々しいほどの春の光が満ちていて、悲しさを削いでくれていた。実感が湧いていなかったといってもいい。「これからおばちゃんの亡骸を見るわけだが、見たら私はどうなっちゃうのだろう」という、ぼんやりとした不安がゴトンゴトンという車内の揺れに呼応していた。
吉熊上司も当然データ加工業務を行えるのだが、私のほうが慣れているっつーことで出勤した。そのことがちょっと誇らしかった。亡き祖母が待っているのですぐにでも帰りたかったのだが、そんな仕事を担っている自分を祖母への最後の土産にできるのではないか?という気持ちが強かった。
祖母は明治生まれで強かった。負けず嫌いで笑顔で幅寄せしてくるミナクルな老婆だった。「そうかい?」とすっとぼけながら、厄介な物事を回避するスルースキルは敬服に値する。彼女のその血が流れていることに最近の私は感謝している。歳を取れば取るほど・・・。
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吉熊を見て「おや?可愛いらしいこと」と言っていた祖母の手。
根っからの悪い人ではなかったが、物凄く人徳者というわけでもない、明治ウーマン・タケさん(95歳没)。
そんな祖母が知っている実家は取り壊され、新しい家が出来上がり間近らしい。
明日は会社の喫煙所仲間(三十代)飲み。
どんな話で盛り上がるのだろうか。楽しみである。