世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

羅針盤

2024年02月21日 | Weblog
今日は久々によく寝たという実感を得られた(6時に早朝覚醒あり)。
寝汗も少なかった。
発汗を抑える漢方薬・加味逍遙散を寝る前に飲むのだが、「効いてね」「お願いね」と念じながら飲んだのが奏功したのだろうか。

寒くなるというので、ダウンコートにカシミアのセーターとヒートテックという完全武装で出勤した。寒いっちゃ寒かったが会社に到着した途端、首筋や額から汗がぶわぁっと噴出して恥ずかしかった。

過去に色々と「敵」みたいな存在はいたが、今の私の敵は「中途覚醒」と「汗」。
いずれも治療の副作用で発生しているのだが、その対策でクマ医師と右往左往して漢方薬や睡眠剤を試すというなんだか本末転倒な事態になっている。

ただ、精神状態だけはとても良い。
いくら汗や不眠で悩んでいようとも、毎日職場で笑っているし、親も元気だし、住宅ローンは滞りなく返済できているし、本当にとても幸せだ。

さらに今度野ばら先生の新作が出るらしくサイン会もあるようで、今からとても楽しみにしている。
野ばら先生に最後に会ったのは2020年の1月の京都でのイベントだから、もう4年も生ノバに謁見できていないことになる。
その間、私自身、色々なことがあった。
コロナによる世間の大混乱、職場で不条理なパワハラに耐えて精神が崩壊した。さらに去年は大病をし、今も治療が続いていて先述のように副作用に悩んでいる。
そうそう、一昨年には姪っ子が生まれた。小説「鱗姫」(嶽本野ばら)の「黎子おばさま」の気分になったりもした。

そんななか、野ばら先生がSNSやブログ、ラクマ・配信で発せられる言葉はまさしく玉音であり、私の生きる指標を示すいわば羅針盤みたいな存在だった。
辛い時も野ばら先生の存在、言葉のおかげで乗り越えることができた。
あと、過去の野ばら先生の作品の中の主人公たちが、私の中で発酵し、心の在り方を指南してくれていた。

そして数々の試練を乗り越える際中で多くの野ばら友達がたくさん支えてくれた。
優しい作家を好きな優しい読者の皆さん。本当にありがとう。

嗚呼、長い長い4年間だった。
だから次回のサイン会で野ばら先生を見たならば、私はきっと泣いてしまうだろう。

そんな近未来の情景を思い浮べつつ、今日はサイゼリヤへ。
ちょっと~!オーダーする際はスマホでQRコードを読み込んでそこで注文しろって。
私の嫌いなやつ。
店が負担すべき注文用端末のコストをカットするべく客のスマホを注文用端末にするだなんて、いけ好かない。


といってもミラノ風ドリアとサラダはやっぱりすごく美味しくて、満足・満腹。


会計時、店員さんに「お久しぶりです!!」と声を掛けてもらったのが嬉しかった。
このようなちょっとしたやり取りで「また来よう」って思える。
QRコードも頑張って慣れる。