昨日のニュースで、仕事と育児の両立のために、子供が熱を出した時に病院に連絡すると、その病院の看護師が幼稚園に迎えに行く…というサービスができるとかなんとか報道していました。
確かに、シングルマザーやシングルファーザー、共働きでないと生活できない…という人にとってはありがたいサービスです。
でも、そうでない状態の共働きによって、そのサービスを利用するのはどうかと思ってしまいます。
熱を出した時の子供って、体はえらいし、気持ちも不安だし、そういう時に思いっきり甘えられる存在というのが“親”であるはず。
そこに、全然知らない看護師なんかがきて、喜ぶと思うのか、ってことです。
寂しい思いをさせた子供が全員そうなるとは思いませんが、幼少時代に愛情を掛けて貰えなかったが故に、犯罪を犯すような人になったら…と思うと、こういうサービスも手放しでは喜べません。
ただでさえ、今の時代愛情が足らないと言われているのに…。
仕事と育児の両立を目指して支援するなら、何かあった時、気兼ねなしに早退・遅刻ができるなど、子供に掛ける愛情をできるだけ減らさなくていいようにして貰えるのが一番だと思います。
でも、経営者側にとっては、正直、そんな社員はいてほしくないですよね。
働いてお金を貰うということは、それなりの責任が必要になるわけですし、だとすると、やっぱり犠牲になるのは家庭・家族なわけですよ。
お金を払えば、子供に御飯を食べさせる事もできるし、物を買い与える事もできる。
だけど、親の愛情は親でないと与えられないんですよね。
こういう仕事と育児の両立を図る為の政策は、子供にかける手を少なくしていくだけのような気がしてなりません…。
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