昨日のニュースを見ていて、腹が立った事がありました。
それは、例の試合が終わって選手が帰る時のことです。
記者の前を通る時に引き止められ、いくつか質問を受けて帰っていくんですが、駒野選手の時に「一言だけお願いします」と言った記者がいました。
バッシングする時は、“何様”というくらい上目線で追い詰めるくせに、こういう時にかける言葉が「一言だけお願いします」なんて……。
あんたら、それでもプロ!?
──と言いたい。
ああいう状況で声を掛けにくいというのもあり、それでも何とか声を掛けたかった…という思いから出た言葉なんでしょうが…。
あれだけバッシングするならば、フォローする時や力づけたいと思うような時にこそ、質問記者の“プロらしさ”を出せよ
──って思います。
政治家が相手の党を批判するときに、“そんなことよりももっと議論する事があるでしょ”と殆どの国民が思っている中、いかにも国民が聞きたい事なんだと前置きして「お金の問題がどーの、こーの…」と言う時がありますが、まったくもってその時の記者たち(選手たちに声をかけた記者や掛けなかった記者たち)も国民の声を伝えられていない、と思います。
記者の「一言だけお願いします」は、「すみませんでした、僕のせいで…」という言葉を言わせたいんじゃないか…というようにも聞こえてしまうのは、普段の記者のバッシングを見ているせいでしょうかね。
とにもかくにも、国民はあの選手たちの姿を見て、駒野選手を責める人はいないと思います。
それ故に、
「うつむく必要なんてないですからっ」
「胸を張って帰ってきてください」
何も言わないのが親切なのかもしれませんが、何か声を掛けるなら、国民が思っているような言葉を、心を込めて言ってもらいたいものです。