旦那は、ケッタ(自転車)通勤です。
ある日の帰宅途中、フッと自分の右腕を見ると、何やら黒いものが目に入った。
──蚊、だ。
「てめぇ…このやろう、オレの血を吸うとはいい度胸じゃねーか」
──そう思い、 フンッ とその右腕に力を入れました。
そして、何をしたかと言うと…慌てずゆっくり、まるでトンボを捕らえるかのように、その蚊をつまんだそうです。
「マジ それでつまめるの」
──と驚いたのは、この私。
見つけた途端、「このヤロー」と叩きに行っても、相手の方が一枚上手で逃げられる。それを、つまんだだと
驚く私に、旦那は「とーぜん」とばかりに言い放ちます。
「だって、抜けんもん」
「そ、そうなの…? ──で、そのまま潰したの?」
「もちろん」
それがほんとかどうかは分かりませんが、今までにも数回、同じような事ができたらしいです。そして、付け足します。
「あいつも、かゆくさせなけりゃ、いくらでも吸わせてやんのにな。バカだよなぁ」
…ごもっとも
ある日の帰宅途中、フッと自分の右腕を見ると、何やら黒いものが目に入った。
──蚊、だ。
「てめぇ…このやろう、オレの血を吸うとはいい度胸じゃねーか」
──そう思い、 フンッ とその右腕に力を入れました。
そして、何をしたかと言うと…慌てずゆっくり、まるでトンボを捕らえるかのように、その蚊をつまんだそうです。
「マジ それでつまめるの」
──と驚いたのは、この私。
見つけた途端、「このヤロー」と叩きに行っても、相手の方が一枚上手で逃げられる。それを、つまんだだと
驚く私に、旦那は「とーぜん」とばかりに言い放ちます。
「だって、抜けんもん」
「そ、そうなの…? ──で、そのまま潰したの?」
「もちろん」
それがほんとかどうかは分かりませんが、今までにも数回、同じような事ができたらしいです。そして、付け足します。
「あいつも、かゆくさせなけりゃ、いくらでも吸わせてやんのにな。バカだよなぁ」
…ごもっとも