ダイエットに成功！

──我が愛猫、リュウがな。(フッ…)

去勢手術をすると、太るという。
食欲が増すからだそうだが、そんなの飼い主が欲しがる猫に何でもかんでも与えるという“甘さ”が原因なんだ…！
──と、旦那と二人、飼い主の管理の甘さを指摘していました。
リュウには決して余分なものは与えず、標準体重に必要な量のエサを与えるだけにしよう…と心に誓い、事実、驚くほどの食欲にもかかわらず、ごはんが欲しいと駄々をこねるリュウに、「我慢してくれ、これがお前のためなんだ…」と、彼に背中を向けてきました。

──がっ！

なぜじゃ
なぜ、お前はぶくぶくと太ってくるのだ…っ
気が付けば、標準体重をはるかに上回る、5.9キロ
途中からヤバイと思い、今一度、1日のエサの量をはかってみれば、な、ななんとっ、標準体重より少ない体重に必要なエサの量だった
──ってことは何か？
今までの量じゃ、本来なら足らぬというのか
おぉおぉ～…恐ろしや恐ろしや…


──さてさて、これからどうすればいいのやら…。
頭を抱えて悩む事、数ヶ月。
それでも、増える一方の体重を見てれば、比例するように危機感は募っていくわけで…。
抱っこするのもつらく、入眠中に何気に腹の上に乗られた日にゃ、それはそれは苦しくて、思わず払いのけちまう…

そんなわけで、獣医さんの所で量ってもらった5.9キロというピーク時をキッカケに、過酷なダイエットを開始しました
外猫なら、運動もできるんでしょうけど、去勢後の猫はおっとり・大人しくなるらしく、それは、タマタマちゃんを取ったリュウも同じ事。
家猫だから遊ぶ事も限られてくるしね。結局、何ダイエットかと言えば、おのずと「御飯減らし」のダイエットになるわけで…。
あまりにもひもじく、キッチンの残飯まであさった日にゃ、さすがに可哀想になりました
なんにでも、「長続き」が大事なので、朝と夜の量を調節し、何とか今まで頑張ってこれましたよ、あっちがね(笑)
その努力の賜物と言うべきか、この前、予防接種で獣医さんの所に行ったついでに体重を量ってもらえば、「4.3」という数字に大・感・激
理想は3キロ代だったんですけどね、とりあえず標準範囲内(アメショーの標準体重；3.5～4.5)になったので、このエサの量で落ち着こうと思います
よくやった、リュウよ



──と喜ぶ傍ら、我思う。
「人間も、作ったものを与えられるだけの環境に閉じ込められたら、ダイエットも成功するのになぁ…」
──と。