錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

2017年の涸沢紅葉の見頃予想(過去4年の写真付)と天気 宿泊、アクセス、駐車場での車中泊について

2017-09-15 06:03:01 | 登山
まだ夏の暑さになじんだままの身体には朝晩がうすら寒く感じるようになると共に
うずき出すのが涸沢の紅葉登山!


  (2014年の紅葉)

錆鉄人と天女は4~5年連続紅葉の涸沢に行っているので(今年は夏も幕営しました。)
今年は水平道から阿曽原温泉・仙人温泉小屋泊まりをしようと思っていたのですが
崩落した水平道の修復が遅れて、しびれを切らした仙人温泉小屋は早くも営業を打ち切ってしまいました。
(9月17日に開通したようです)

となると、やっぱり涸沢!

涸沢の紅葉の素晴らしい所は、それを簡単には見られない所!
観光地から歩いてコースタイムで6時間以上
錆鉄人の感動理論「感動は流した汗に比例する」をまさに体現させてくれる場所です。


去年は紅葉する前に枯れてしまうという悲惨なもので、
鮮やかな紅葉は見られず仕舞いでしたが、それでも涸沢の紅葉は日本一(と錆鉄人は思っています)

という事で・・・

【今年の紅葉の見ごろ】随時更新

涸沢ヒュッテのHPを見ると10日の段階で上部の草が色づき始めた所で
この3連休を過ぎた辺りから紅葉の情報をアップしてくるものと思われます。
今後の冷え込みの影響に左右されるので、この段階で見頃がいつになるかは断言出来ませんが、
常識的に考えれば(ここ10年ほどの平均)10月初めと思われます。
ただし、ここ数年は9月末が盛りでした。

涸沢ヒュッテのHPの発表(紅葉状況 2017年)では
9月16日 色づきはじめ 1割
     涸沢槍のすぐ下の草が黄色く染まっています。
9月18日 2割程度の色づき
     16日とほとんど変化がないように見えますが、よく見ると涸沢小屋の左に拡がる森の中が一部赤くなってきています。
  ※このままで行くと見頃は去年よりかなり遅く10月初めになるのではないかと思われ
   涸沢ヒュッテの混雑予測も後ろにずれこんでいます。(9月30日、10月1日は大混雑かも?)
9月21日 3割ほどの色づき
     18日の写真と比べると紅葉した時に一番見応えのある「森」が全体的にかすかに色づいています。
  ※これから数日は好天が続く予報なので放射冷却で一気に紅葉が進む可能性があり、
   23日~24日は紅葉の涸沢(薄化粧)を「快適」に楽しめる好機となる可能性があります。
9月22日 色づき具合のコメント無しで写真のみアップされました。
     21日とほとんど変わりない感じですが、大写しの木々が枯れていないので今年の紅葉は期待出来そうです。
9月23日 「4割程度になってきました」との表示で、確かに「森」の部分が赤っぽくなってきました。
     ただ4割というのはオーバーな気がしますが、涸沢詣での客足を分散させる為には仕方がないでしょう。
     好天予報の今日のテント数はいかほどでしょうか?
9月24日 「5割程度です」との表示、雲一つない青空を背景にきれですが、実際はまだ3割程度と思われます。
     23日とは明らかに紅葉が進み赤や黄色が目立ってきました。
9月25日 「ヒュッテ周辺はまだ色づきが浅いですが、上部の紅葉は6割。刻一刻と変化しています。」
     24日とよく見比べると紅葉が進んでいる事が分かる程度。実質3~4割程度
     30日から1日が天気も良く最高の見頃か?(混雑も最高となりそう)
9月26日 「上部の紅葉は7割以上の色づきとなり 見頃を迎えました。」
     確かに青空に紅葉が映えて綺麗です。これから赤の発色が進むはずですが、27日、28日の雨が心配です。
9月27日 涸沢ヒュッテの発表を待つまでもなく「もういつ行っても」大満足出来る紅葉です。


強い冷え込みがあれば一夜で紅葉が進む事もあれば、
強風が吹けば一夜で落ち葉と消えてしまう事もあるので推測はあくまで推測
「自分が行った時が一番良かった!」と思い込む事が大切です。

また10月初めになると降雪がある事もあり、
青空と雪山と紅葉の三段染めの景色が見られれば最高です!
(錆鉄人はまだ経験していません)

*参考までに
錆鉄人と天女が涸沢に行った過去4年の写真と見頃について
(カメラや設定が変わっているので同じ色でも同じではなく、目ではもっともっと綺麗に見えます!)

2016年9月27日の写真
まだ「赤」くなっていないので本当のピークは数日以上後のはずですが、以降は枯れてしまいました。



2015年9月24日の写真
雲り空なので写真写りは今一ですが、見た感じではもっと綺麗でした。ピークはこれから(28日~30日頃)



2014年 9月27日の写真
ピークはこれから(赤の発色が枯れ葉色なのはカメラのせいか?)



2013年 10月7日
赤と黄色のバランスから言えばほぼピークと思われます。




【混雑状況に関して】

去年は紅葉と同時進行で枯れてしまった為に見頃が9月25日頃だった影響でしょうか、
涸沢ヒュッテの今年の混雑予報では
平日でも26日~28日が最混雑となっていて、30日(土)から10月4日までが同じく最混雑予想
最後の最混雑予想は7日(土)ですが、もう紅葉のピークは過ぎている可能性が高いと思われます。
仕事を休んでまで遊びに行けないというのが悲しい日本人の性ですが、
涸沢の紅葉は仕事を休んでまで行く価値があるという事の証明でしょうか!

紅葉はまだ早めですが、やや空いていて天気が良い22日から24日がお勧めかも?

 ※24日現在 23日から10月8日まで宿泊予約受付終了になっています。

「それでも行きたい!涸沢詣で」
「それでも行きたい?涸沢詣で」

  山のあなたの空遠く
  涸沢あると人のいふ
  ああ、われ人の多さに疲れ果て
  涙さしぐみかへりきぬ
  山のあなたになほ遠く
  紅葉あると人のいふ
     (錆 ブッセ)


【天気予報】23日現在
一般的に近くの高山か松本・安曇野の天気を見ると、典型的な秋の三寒四温の時期なのでほぼ周期的に変化。
以下は高山の天気予報

(23日発表)        (26日発表)
24日 曇りのち晴れ      
25日 晴れ
26日 晴れのち曇り     晴れ
27日 曇り一時雨      晴れのち雨
28日 曇り一時雨      雨のち曇り
29日 曇り時々晴れ     晴れのち曇り
30日 晴れのち雨      晴れ時々曇り
10月1日 晴れ(冷え込み)  晴れ時々曇り
10月2日           曇り時々晴れ
10月3日           雨
10月4日           晴れ時々曇り

「天気と暮らす」の涸沢カールの天気予報で登山指数をみると平地とは全然違う予報です。
(24日朝の予報)
26日までは「A」ですが、27日から30日は雨と強風予報の「C」または「B」になっています。
涸沢より低い標高2000mでも28日から30日は8m~12mの風の予報になっていて
30日の9時の気温は3℃と降雪も予想されます。
という事で、幕営予定の錆鉄人は行く日を決めかねています。
(25日朝の予報は激変!)
周囲の高山・松本・安曇野の天気予報と大きく違っていまたが「修正」されました。
28日は「C」のままですが30日は「B」、27日と29日は「A」に変わり、10月1日、2日と「A」です。
28日は暴風雨、30日はやや強い風の予報ですが、強い冷え込みの予報は修正されています。
(30日9時の気温は5℃の予報)
気候的には今週末に涸沢に入り2日まで滞在が良さそうで、紅葉のピークが見られるのではないかと思われます。
(26日朝の予報)
27日夜から28日は「C」、周辺の天気予報からかなりの降雨量となりそうです。

【宿泊に関して】

宿泊料は1泊2食付きで9500円と一般的な山小屋と同じような料金です。
去年までは、紅葉シーズンの予約は9月初めには「終了しました」と出ていたのですが
今年はまだ出ていないと言う事は「予約可能な日がある」という事かもしれません。

ただし、涸沢ヒュッテの混雑予想のページ下欄には
以下のように書いてありますので覚悟の上で宿泊して下さい。

  紅葉の季節はシーズンで1番混雑します。
  1枚のお布団で2~3名様ご一緒になり、
  ご予約されてる方も到着順でお部屋にご案内致します。
  申し訳ございませんが、ご了承の上お越し下さいませ。


昔、布団1枚に7人という事があったという話しを聞きましたが、本当かどうかはわかりません。
布団1枚に2人なら「ラッキー!」
布団1枚に3人なら「仕方がない」
  真ん中の一人は反対向きに寝ます。臭い靴下は厳禁です。
布団1枚に4人なら「しょがない」
  トイレに行ったら、もう絶対に布団では寝られません。
布団1枚に5人なら「ヤッター!」
  どうやって寝るのか想像できませんが、死ぬまで誇れる怪奇体験が出来ます。 

(なお、貸しテントもあるのですが、とっくの昔に予約終了となっています。)

(涸沢小屋)
涸沢にはちょっとした高台に涸沢小屋があります。
夜の色とりどりのテントの灯り見物は紅葉以上にきれいに見えるのでお勧めです。
涸沢小屋は涸沢ヒュッテより宿泊人数が少ないのですが、
涸沢ヒュッテよりは混雑度が低い可能性もあります。
涸沢で連泊するなら割引がある涸沢小屋がお勧めです。

(宿泊の狙い日)
ズバリ!朝から雨で翌朝は晴れの予報の日です。
涸沢に行く人は生粋の山屋は少ないと思われるので、
雨の中の登山を好まず、予約をしていても行かない人が多いと思われるからです。
(山小屋は「今の所」キャンセル料を取りませんから・・・)
布団1枚に1人で寝られ、翌朝はきれいなモルゲンロートの山が見られたら最高です。
また、山の天気は予報通りでない事が多く、雨の予報でも降らない事もあります。
(実際には雨の予報でなかったのに降ったという場合のほうがはるかに多いのですが・・・)

【幕営に関して】
小屋が混雑するなら、重くてもテントを担いで幕営するしかないのですが・・・
涸沢は氷河が残したモレーン(堆積)が積み重なった所であり、
テント場はそれらの石をなるべく平に置いただけなのでデコボコの激しい事!
常識的にはテントを立てるなんて考えられない場所ばかりなのですが「超絶我慢!」
(90cm✖180cmのコンパネを1000円で貸し出していますが、枚数に限りがあります)

最盛期は1000張りを越える事もあるという事なので、テント場ばかりかトイレも激混み!
トイレ待ち3時間という信じられない状況もあったとの事ですが、
30分~1時間待ちは覚悟して早めにトイレに行きましょう。

(トイレのコツ)
ほとんどの人が眠っている早朝(出来れば4時前)に済ませるのがコツです。
4時頃からざわつきだしますので、それで起きてトイレに行っても間に合います。
5時以降は長い行列(特に女性)となり、モルゲンロートを見ようと思ったら4時起きを奨励します。


つまり紅葉期の涸沢は完全に「オーバーユース」
幕営料は1人1000円と高めなのはその対策かもしれません。

【アクセス(駐車場)】
大都市からは直行の夜行バスもあるようなので、それが一番手軽と思われます。
マイカーの場合は、松本方面からは「沢渡」に駐車し、シャトルバスかタクシーで上高地に入ります。
駐車料は1日500円、午前0時で日数が更新されるので午後11時に駐車して翌日涸沢で宿泊して翌々日午後戻っても1500円となります。

タクシーは4人乗ればバス料金よりも安くなるので、駐車場で相乗りする人を見つける事が大事です。
タクシーはザックをトランクに乗せ、運転手さんとの会話も楽しめますが
バスだと大きなザックを膝に乗せて座っていなければならないので大変です。
相乗りする人が決まったら、前夜のうちに見つけてタクシーの予約をしておけば万全です。
(帰りも上高地バスターミナルで相乗りする人を探しましょう!案外楽にみつかりますよ!)

〇沢渡で車中泊するならどこがいいか?(極秘情報)
沢渡にはたくさんの駐車場が分散てありますが、
車中泊に一番便利な場所は、ズバリ足湯公園裏の第二駐車場です。
本当は混雑すると嫌なので書きたくなかったのですが・・・

理由は
1.足湯が楽しめる
2.24時間の利用可能な「きれいな」トイレがある
3.お子の道路にタクシーが客を拾いに来てくれる(=予約なしで乗れる)
4.国道沿いではないので静か

一方、高山方面からは、平湯のアカンダナ駐車場に駐車してシャトルバスで上高地に入ります。
何故か(力関係と思われますが)アカンダナからのシャトルバスは始発が沢渡より30分遅いので、
少しでも早く上高地に入りたい場合は、有料の安房峠トンネルを通って沢渡に駐車しましょう。
アカンダナ駐車場の料金は1回1000円なので、長い日数の駐車の場合はお得ですが、
夜間はゲートが閉め切られていて、車中泊も禁止されています。


「涸沢 駐車場」で検索すると錆鉄人の以下のページが2番目に出て来てビックリしましたが、
アクセス等に関してより詳しく書いてありますのでご覧下さい。

【涸沢(上高地)へのアクセス・駐車場情報と宿泊情報、撮影ポイントなど】http://blog.goo.ne.jp/sabitetsujin/e/e094c1f11eca17019aac99060a2fc516


(以下は、涸沢に来る人が一人でも少なくなるようにと言う策略でありますが・・・)

紅葉時の涸沢に行こうとしたら、
山小屋も、テント場も、トイレも、売店も、登山道も、駐車場も「全部」が大混雑です。
という事なので、錆鉄人的には紅葉の涸沢行きをお勧めはしません。

涸沢でなくても素晴らしい紅葉を楽しめる山は他にもたくさんあります。
涸沢は上高地バスターミナルから6~7時間歩かなければなりませんが、
手軽に行けて素晴らしい紅葉を楽しめるお勧めの山は立山と木曽駒ケ岳です。

立山はケーブルカーとバスで室堂まで行けてしまい、
その途中や室堂周辺の素晴らしい紅葉が楽しめます。
また、地獄平のテント場はすぐ近くに温泉があって(有料)何日幕営しようが500円
(という事で夏も超お勧め!)
錆鉄人もいつか幕営したいなぁと思っているのですが・・・

木曽駒ケ岳もケーブルカーで付いた所が紅葉の絶景ポイント!
少し歩けば木曽駒ケ岳の頂上に立つことも出来、山小屋にも泊まれます。
ケーブルカーで手軽に往復出来てしまうので、
山小屋に泊まる人は少なくて快適なんじゃないかと思うのですが・・・

コメント
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