世界のスーパースター(マイケル・ジャクソン)が、今日、逝った。
ひと昔のように、才能にあふれ、集中した人気を独占できるような人材が
少なくなってきた現代において、20世紀を牽引してきたスーパースターが
消えていってしまうのは、非常に淋しいことである。
また、様々な「伝説」が一人歩きしそうな、「伝説の人」が逝った。
とても、ショックである。
世界中の人々に、夢をあたえ、ショービジネス、エンターテイメントの
醍醐味を教えてくれた人だった。
実は・・・
父をなくしてから、はまっていたのが、「マイケル・ジャクソン」・・・
特に「ジャクソン5」時代の歌曲だった。
彼の類まれなる才能に魅せられて、子ども時代の動画をよくみていた。
毎晩のように、観ていたから・・・、一時期は「ジャクソン5」の動画が、
寝る前の癖のようになっていた頃もあった。
特に、「ジャクソン5」時代の歌曲は、明るくて華やかだったので、
さびしく落ち込み気味の私にとっては、最高の動画だったのだと思う。
マイケルの“けなげな笑顔”もかわいらしくて、とても和んだし・・・
何よりも透き通るような美しい声と、子供らしからぬたよやかな身体の動きは、
本当に(観ていて)心地が良かったのだ。
「BEN」は歌詞もよく(映画も思い出して)、時々涙ぐんだりもしたが・・・
あの頃は、とても癒されていたのだと、(今だからこそ)そう思う。
決して古くも感じないし、いつ観ても本当に素晴しいステージングだ。
「マイケル・ジャクソン」
声変わりの時代を除いて、30代前半ぐらいまでの彼は、魅力的すぎる。
当時、あまりにも毎晩「ジャクソン5」の動画を観ていたからだと思うが、
一度だけ「マイケル」が、私の夢に出てきたことがあった。
これが、おかしい夢で、私は彼と一緒に本屋に行き、本を買いにいくのだ。
ところが、やっぱり「夢」だから・・・・・突拍子もなくて、
次から次へと奇想天外な“大笑いのシーン”が続くことになり、
私はマイケルの行動と言動、夢の中の現実に、ひときわ驚かされて・・・
・・・ついに・・・目が覚めた(笑)。
自分の抱いていたイメージがそうさせたのだと思うが、すごく面白い夢だった。
(現実ではありえないことが、いとも当然のように起こっていく夢だった。
たとえば、移動手段などは、マイケルと手をつないで、空を飛ぶんデスョ。)
スーパースターが「夢」にでてくるなんて、大変珍しいことなので、
すぐに友人にメールで報告したのだけれど、あれから・・・まだ・・・
そんなに時間がたっていないのが、本当に虚しいことである。
子ども時代から、スーパースターで、人々の目にさらされる日々を送り、
金銭トラブルと、常人からは“かけはなれた常識観念”と“現実の生活”。
30代を過ぎてから徐々に変貌していく彼の容姿、果たしてどのような現実や
精神的背景があったのだろう。(これについては一人でよく考えていた)
また、「病気だった」ということだが、肌の色が徐々に白くなり、そのたびに
タブロイド誌にも頻繁に取り上げられるようになってくる。
マイケルが抱えていた病気の状況よりも、常にマスコミはオモシロ・オカシク・・・
彼を奇怪な変人として、書きたて続けた。 彼は、とても傷ついていただろう。
いつしかマイケルは、ステージからは徐々に離れてしまい、そのために余計に・・・
母国ではスーパースターの奇行と疑惑で持ちきりになった。
その情報は、他の国にも「マイケルの謎」として発信され、伝達されていき・・・
世界の人々が憧れる人だったからこそ、その注目は尋常ではなかった。
言われなき疑惑の渦中に連れ出され、無実の罪によって、かなりの時間を割かれた。
マイケルは、憶測やゴシップに、事欠かず・・・本人はかなり神経質になってしまい、
生活のすべてにベールをかけざるをえなかったのではないかと感じてしまう。
この10年間ぐらいは、切ない気持ちがついてまわる。
マイケル自身が自分で選択し、決断した・・・ゆるやかな孤立への道。
(それは、悪く言えば・・・「破滅」に近づいていく道だったかもしれない)
アメリカのメディアは、スーパースターの私生活には、常に不親切だった。
私のイメージは、「虚像」と「呪縛」以外のなにものでもない。
誰にも真似ができない独創性に満ちたエンターティナーだったのに・・・。
彼には、きっと「自由」というものはなかったのだろう・・・と思う。
お金目的の“コバンザメのように集まってくる人々”をかきわけながら、
それでも誰よりもピュアに生き、人種問題を常に意識しつつ、苦しみながら、
その壁を(さらっと)打ち破っていったのもマイケル・ジャクソン。
彼を越えるパフォーマンサーは、もうでてこないかもしれない――と、
心から思えるぐらいの足跡を残した人だった。
もし、10代から20代の多感な時代―。
彼の初恋が実っていたとしたら、彼の人生はどうなっていたのだろう。
(彼の目の前には、常に人種差別という壁が、立ちはだかっていた!)
せめて、心の底から「愛することが出来る女性」や「信頼出来る人」が、
ず~っと、ずっと、側に居続けてくれていたら、どうなっていたのだろう。
実際とは違った30代、40代のマイケルが存在しただろうか。
まだまだ発揮できたはずの才能を駆使し、素晴しいパフォーマンスが
見れたのだろうか。
そして、老いても尚、素晴しいステージングが、実現しただろうか・・・。
大人になった彼自身も、自分の子ども時代の動画を頻繁に観ていたようだ。
その理由は、どこにあったのかと思ってしまう・・・。
生い立ちからくる「人気」の裏に隠れた、彼の波乱万丈な人生・・・・
マイケルの「苦悩」や「不幸」、そして「数々の問題」や「パッシング」を考えると、
この結果は・・・・
本当に、言葉にならない。
世界は、また一つ貴重な“大きな宝”を失ったような気がする。
RIP