「自然の恩恵」

2010年09月06日 | 言葉 -


        われら、この地上にありて生きる限り、

        歓びより歓びへと導くは 自然の恩恵なり。

   

                       <by ワーズワース(英国の詩人)>





「自然の恩恵」と言っても、はてしない種類の「恩恵」がある。

多種多様な自然の「命」が、不思議な関係をつむぎだしながら、
この地球上で微妙に関係した常態を維持しつつ、息付いている。

3000万種と言われる(あるいはそれ以上の生命)が、自然の摂理の中で、
繋がりあっているのだ。
壮大なイメージであり、壮言な現実である。

動物だけではなく、木、植物、花、鳥、苔、昆虫から菌類にいたるまで・・・
それらは、人間の気がつかない場所であっても、不可思議な「つながり」を成立させて、
お互いに利用しあい、影響しあい、助け合いながら、生きているのだ。

たった一つ、確実に言えることは・・・・
「大いなる自然」「生物の多様性」に支えられて、私たちの生活は成り立っているーーー
ということである。