日本映画の祭典

2011年02月18日 | 雑感 -

昨年は、邦画の興行成績が、とても良かったそうで・・・
話題作が多く、(テレビが若年層向けになった分)内容重視の企画ものや、
個性的な映画が多かったように思う。
制作側も、出演する俳優陣も、層が厚くなって、既存の映画会社だけの
制作配給システムだけではないような形態も生まれてきて、地味に・・・
活性化しているのかもしれない。

映画は時代を反映するものだから、その年を顕著に象徴していると思うので、
映画のテーマ性は「やはり面白い」と感じる。
総合芸術のさえたるもので、その中でもバランスが一番の成功の秘訣だと
思ったりする。
テレビや演劇とは違う視点が求められる所以だろう。

昨今、テレビ局が頻繁に行う「人気のテレビドラマ→映画化」という構図も、
例年通り、昨年はたくさんあったように思う・・・。

しかし、これだけ劇場に足を運んでくれる方が増えたということは、
日本映画界にとって、素晴らしいことである。

この数年で、昔ながらの硬い椅子から、ふわふわの広い椅子に変わり、
映画館もシネコンが主流となってきた。

2月18日開催された「日本アカデミー賞」のテレビ中継を観ながら、
今年のラインナップをチェック!
そして、「昨年はこういう作品が注目を集め、評価されたのか」と、
あらためてタイトルに目をとられる。

いやぁ~本当に、昨年は観なかったなぁ・・・と、しばし反省!



元来、こういう映画賞は、審査する団体と、その傾向によって、
全く違う作品が贈賞されたりするので、それはそれで話題性がある。
毎年、その微妙な差異に興味をそそられたりしていたものだが・・・。



私は、昨年、いつもよりも映画を観る機会が少なかった。
何十年もの間、最低年間80本以上は観て、どんなに忙しくても、
劇場には足を運ぶ時間をつくっていた。
スケジュール帳には、観た映画のタイトルを毎月メモしていたので、
どのような映画と出会ったのかが、毎月わかるようになっていた。
今年は、メモもなく、まだ(「ソーシャル・ネットワーク」ほか)4本しか
ロードショーしていない現実・・・。

本当に、あれだけ好きだった映画鑑賞は、年々減っていっている。
自分的には「残念なことだ」と感じているけれども、なかなか・・・
これまでのように劇場に足を運べなくなった。
なんでかなぁ。


今年は、もっと劇場に行って、ドルビーサラウンドで、大スクリーンを
満喫したいものだ。
そんなことを感じながら、録画したテレビを観終わったところである。