ニュージーランド地震

2011年02月22日 | 出来事 -

クライストチャーチに、大きな地震が襲い、現在、シリアスな状況が
続いている。
邦人の被害者も出ているようで、現況、まだ行方不明者が多いようだ。
胸がいたくなる映像と、情報が、どんどんと発信されている。



ちょうど16年前ぐらいのことだろうか。
友人たち二人と、計三名で「クライストチャーチに別荘を持つ」という
計画が出たことがあった。
日本人に対する国の理解があって、保険や年金などがうまくスライド
できることが伝えられ、日本人退職者等の移住を呼びかけていた頃だ。
特定の病院には日本語対応の人を置くなど・・・国として、日本人の
移住に関する待遇面の素晴らしさを押し出していた・・・らしい。

私たちは、働き盛りだったが、ヨーロッパのように時差に苦しまず、
3ベッドルームのプール付の豪邸が、一人150万円強ぐらいで
手に入るらしく、まじめに友人たちと「別荘購入」を考えたものだ。
あまりにも安い大豪邸に、「本当なの?」という意見も出たが、
知人からの紹介で、きちんとした方だったので、非常にリアルだった。
結局は、格安航空券がなかったことと、日々忙しい毎日だったのと、
住まないと損傷が激しく進むことを考慮して、その三つの理由により
「購入はもう少し先にしよう」と皆で話し、あきらめたのだった。
管理する人は探せただろうが・・・やはり買わずによかったと・・・
今は思っている。 
購入していたら、おそらく高額な維持費もかかっただろう。

三人で買っても、いろいろと状況は変わるから、当時はまじめに
悩んだものだが、それはそれなりに賢明な決断だったと思う。
しかし、もし(当時)格安航空券があったら、本当に買っていたかも
しれないとも思う。


三人でいろいろと悩んでいたあの頃は・・・
クライストチャーチは、お花に囲まれた「のどかな街」という印象が、
あったけれども、今回の地震はすごい衝撃だったようで・・・・
崩れ落ちた建物のガレキを観ると、阪神・淡路大震災を思い出す。

天災は仕方がないけれども、こういう形でリアルタイムに映像を
観ることができる時代になってしまったことが・・・・
シアワセなのか、不幸なのか・・・そんな気持ちも芽生えてくる。



地球は生きているから、どうしても・・・
断層がある場所に住んでいる人たちには、地震を避けることなんて
難しいことだと思う。
それは、日本も同じで、突然に襲い掛かってくる天災には、人間は
太刀打ちができない。

我が家は、絶壁の上に建っている住居なので、余計にそう思う。
岩盤も、地盤も、ゆるい・・・という印象がする地域だ。



「クライストチャーチ」という、行ったこともない場所に、
私が思い入れがあるのは、上記のような理由からであるが・・・
とにかく日本の片隅からニュージーランドの「人々の安全」と、
「街並みの復興」を願うばかりだ。
これから、余震などの心配もあるし、まだまだ安心ができない。

少しだけでも、募金ができれば、すぐにでも振り込みたい気持ちが
あるのは、やはり身近に感じているからだろう。
まずは、行方不明の人々と、生活の再生を、人々の支援をもって
やり遂げてほしいと感じる。
今後、詳しくニュースを見守っていきたい。