本日の北海道新聞道南版のページに連載されている『笑顔』というコーナーである。
先週の土曜日に取材を受け、写真は、リュックを背負って家の前で撮ったものである。
取材の意図は、5/15恵山で行方不明になったままの佐藤晶君の、民間有志による6月7日に行われた捜索活動の指揮を執ったことが中心だった。しかし、実際は、これまでの登山歴や魅力等についてに多くの時間が費やされた。
「新日本百名山」というのは、中高年登山ブームの先駆けを作ったと言われる、登山家の岩崎元郎氏が、中高年が登り易い山という点を加味して選定した日本の百山である。日本百名山(深田久弥の選定した山 )が、52山含まれている 。
「新日本百名山・恵山を登る会」というのは、その岩崎元郎氏が、2005年に来函した際に、自然倶楽部の鎌鹿さんが中心となって、講演会と記念登山会を計画した。そのときに実行委員長を仰せつかって、地元の登山愛好者の協力の下、その準備や当日の実施に当たったことがきっかけで発足した会である。
会の主な活動は、恵山支所主催の春と秋の「恵山・海向山登山会」のガイド、自然保護活動や登山道整備、恵山観光の振興に関する活動である。
これで、山での行方不明事件の有志による捜索活動を仕切るのは、2014年の山仲間でもあった故齋藤博敏さんの冬の毛無山のとき以来2回目である。今回の恵山の捜索も、その時のメンバーが核となっている。
今回は、たまたま恵山だったので、この会の代表という立場で捜索活動を計画し、捜索メンバーを募ったが、これが、恵山でなくても、函館近郊の山だったら、やはり、自分と鎌鹿さんがが中心となって捜索活動を計画し、指揮を執ることになったものと思われる。
「恵山を登る会」も、過去2回の捜索も、すべて、これらの事務局長を司る自然倶楽部の鎌鹿さんに担ぎ出された結果であるのだが・・・(笑)。
記事の最後には「なんとかして早く見つけてあげたい」と書かれているが、ヘリコプターも動員した警察・消防・自衛隊による延べ600名もの捜索のあと、その手の入らなかったところで最も可能性の高い、岩場や急斜面のある東斜面の樹林帯を自分たちが行った。それでも発見できなかった。はっきり言って、あとどこを捜せばよいのか見当もつかないというのが本音である。
そんなこともあり、今後は我々も計画的・組織的な捜索活動を組めないでいる。警察でも、普通の行方不明事件としての扱いで、今後の捜索は行わないとしている。メンバーには、気になるところがあったら、何かのついでで良いので、捜してほしい・・・しかし、自分たちが捜索の対象になるようなことだけは絶対に避けてほしいとお願いしている。
◎新日本百名山・恵山~岩崎元郎さん講演会/記念登山会(2005,9,27~28)
◎有志による恵山の捜索「残念!思い天に届かず・・・」(2020,6,7)
<追記>今日のニュースによると、手掛かりがないまま2か月が経った今日、警察は事件を風化させないために、約20人態勢で登山道を中心に捜索するとともに、登山者にチラシを配り情報提供を呼びかけたらしい。→https://www.fnn.jp/articles/-/63028
柳月「夏結び」
妻が、この風呂敷が欲しくて、ネットで注文した柳月の夏の特製贈答詰め合わせ「夏結び」(3600円)
最近は、あちこちでレジ袋が有料になったこともあり、風呂敷が見直されているという。
中味は、柳月のお菓子の詰め合わせである。
風呂敷は、帯広、札幌、小樽、美瑛、函館の風景がデザインされているようだ。