我が家の今が盛りの花々を階段の上から見下ろす。
この花の中のラベンダーに、毎年、愛くるしい訪問者たちがやってくる。多いときには10数匹になることもある。
この訪問者はマルハナバチの仲間である。世界には250種、日本だけで15種もいるという。
一番多くやってくるのが、尻が白いのが特徴のセイヨウオオマルハナバチ。
蜜を吸っているのだろうが、コロコロした姿で、瞬時に蜜を吸っては次々と落ち着きなく移動する姿は非常に愛くるしい
次に多いのがエゾコマルハナバチの雄・・・見事に花の中に口を差し込んでいる。
これは、北海道にしかいないマルハナバチらしい。
今年新しく仲間入りした、初めて目にした、ハイイロマルハナバチ? 上の2種類より、体が2回りほど小さい。
愛くるしいと言えば、アジサイの花の作りも良く見ると可愛い。
これはガクアジサイだが、周りの4枚の花弁のように見えるのが、「装飾花(そうしょくか)」で、これはガク片である。
その中心部にびっしり付いている丸いのが「真花(しんか)」の蕾で、青く開いているのが花である。これも愛くるしい姿である。
なお、装飾花の中心部にポツンとしたものも蕾らしい。しかし、これが咲いたのは目にしたことがない・・・?
「真花」のアップ・・・雄しべと雌しべらしいものが分かる。
これは、普通のアジサイだが、これも花弁のように見えるのが「装飾花」で、中心部のポツンと丸いのもの蕾らしいが、これも咲いたのは見たことがない。
しかし、ガクアジサイのような中央部にたくさん集まっている「真花」に当たるものは見当たらない・・・そこで、調べてみた。
調べてみたとおりに、装飾花をかき分けてみたら、ありました・・・これが「真花」・・・初めて発見! 知らなければ、装飾花の陰で、絶対に目に触れる花ではない。