『カウラの班長会議』二日目。ノート(世間で言うダメ出しのことをうちではそう言う)。稽古。ちょっと厳しく。初日も若干噛み合わないところがあり、ここで踏ん張らないと駄目だからだ。JAPAN TIMESの取材を受ける。カウラでじっさいに脱走に参加したMさんも劇場に来てくださる。急遽MさんもJAPAN TIMESの取材を受けることになったみたい。公演は満席。終演後、私をオーストラリアに送り込んでくださったロジャー・パルバースさんとアフタートーク。彼は元々アメリカ出身だがオーストラリアに帰化。四十五年住んだ日本を離れこの春からオーストラリアに移るという。トークは現在の日本の困った状況についてもいろいろ。三十分はあっという間に過ぎる。『カウラの班長会議』を絶賛してくださる。帰りしなにロビーで「最高!」と大声で言って帰って行かれた。韓国から来てくれたソン・ギウン君も「最高でした」と。ありがたい。オーストラリアのお客さんに見せたいという話も出ているが、大人数の芝居なので海外フェスティバル等は無理かと話していると、「維新派は六十人の大所帯でアデレードに行った」という話も出て、なるほど。ところで、清水弥生がニューヨーク短期留学から帰国。まだスズナリに顔を見せていないが、真面目な彼女の英語力はかなりアップしたようだ。写真は彼女がニューヨーク・シアター・ワークショップで行ったリーディング。3月20 日(水・祝)『カウラの班長会議』終演後は清水弥生作『My home town ~私がニューヨークに行くまで~』(仮題)リーディング&トークあり。
http://rinkogun.com/Next.html
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