Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

まもなくわかるだろう! 「改憲が争点」から逃げた奴らは責任を取れよ!

2016-07-11 | Weblog
球磨川のダム問題でお世話になったつる詳子さんの言う通りだ。と思った。
で、夜明けを待つ前に、もう結果は出ている。
読みたまえ。諸君、これが日本のマスコミだ。
皆さん事前に文面を準備していたことは歴然だ。
そして、「識者」諸氏にも言いたい。「改憲が争点」から逃げた奴らは、責任を取れよ! と。

○つる詳子さんより

早々と{10日20:09)流れてきたニュースの見出しに怒り心頭!  選挙中にどれだけのニュースが、改憲が参院選の争点だと伝えてきただろうか? 安倍さんも演説ではアベノミクスの継続だけを訴えてきた。改憲は国民が決めることなので、争点にはならないとも言ってきた。なのに、終わればもうこの見出し。「憲法改正」が主な争点だったとも平気で書いている。明日の新聞にどれだけの新聞社が同様の見出しをつけるのだろうか? こんなこと許したらいけない! どの新聞が購読する価値がある新聞社なのか、明日の朝分かるだろう!

○つる詳子さんのいう産経のニュースは以下の通り

(前略)改憲勢力は自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党で、非改選は計84議席。改憲に前向きな無所属の松沢成文、井上義行、渡辺美知太郎の3氏と、日本を元気にする会代表のアントニオ猪木氏が加わる。今回の参院選で4党が74議席以上を獲得すれば、3分の2に到達する。
 自民、公明の与党は平成26年12月の衆院選で、3分の2超の議席を獲得。参院でも改憲勢力が3分の2以上を占めれば、改憲の発議が現実的になる。安倍首相は参院選公示前から「秋の国会から憲法審査会を動かしていきたい」と、在任中の改憲に意欲を示していたが、参院選では憲法改正を積極的に取り上げることを控えた。
 しかし、野党4党は安倍首相の下での憲法改正に反対する立場で足並みをそろえ、改憲勢力の3分の2確保の阻止で共闘したため、憲法改正が参院選の主要争点に浮上した。
 
○そして、朝日

首相「野党含めて3分の2を」 改憲議論に巻き込む考え

安倍晋三首相(自民党総裁)は10日夜、自民党本部でテレビ各局の番組に出演し、憲法改正にむけて「野党を含めて3分の2を形成していきたい」との意欲を示した。衆参両院の憲法審査会を通じ、野党を改憲議論に巻き込む考えだ。
 首相は「『憲法に指一本触れるな』というのと、『改正は必要』という議論のせめぎ合いがあったが、今は民進党の中にも憲法改正をすべきだという人たちが多くなっている」と指摘。「どの条文をどういう風に変えていくかが大事で、憲法改正にイエスかノーかは、いまの段階ではあまり意味がないのではないか」とも語った。
 改正する具体的な条文については「審査会で議論しながら、国民的な理解が高まるなかで、どういう条文か収斂(しゅうれん)していくことが期待されるのではないか」と述べた。その上で「さらには国民投票で国民のみなさまが判断していくことになる」と述べた。

○そして、読売

与党大勝、改選過半数…改憲派3分の2超す

第24回参院選は10日、投開票が行われた。
(前略)参院選の結果、非改選も含め、改憲に前向きな自民党(追加公認1人を含む)、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と無所属、「加憲」を掲げる公明党の合計議席が、憲法改正発議に必要な3分の2(162)に達した。
 首相は同じ番組で、憲法改正について「この選挙で是非が問われたとは考えていない。今後、与野党関係なく憲法審査会でしっかり議論してほしい」と述べた。
(中略)参院選ではアベノミクスの是非が大きな争点となった。野党は改憲勢力が憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を取ることを阻止する方針を掲げたが、与党は争点に位置付けなかった。

○そして、毎日

参院選 改憲勢力3分の2超す 自公、改選過半数
衆参で憲法改正案の発議が可能 1人区、野党11勝21敗
 第24回参院選が10日、投開票された。自民党は改選50議席を上回り、公明党も選挙区候補が全員当選。安倍晋三首相が勝敗ラインとした自公両党で改選過半数の61議席を大きく超えた。憲法改正に前向きなおおさか維新の会などを加えた改憲勢力で参院(定数242)の3分の2(162議席)も確保。衆院はすでに自公だけで3分の2を超えており、衆参両院で憲法改正案の発議が可能な改憲勢力が形成された。民進党は改選46議席から大きく減らしたものの、改選数1の選挙区(1人区)では野党統一候補が11勝21敗となり、現職2閣僚を落選に追い込んだ。

○そして、日経

改憲勢力、参院3分の2に到達
 参院選で、憲法改正に前向きな自民党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の3党と無所属議員、「加憲」を掲げる公明党を合わせた「改憲勢力」が、国会発議に必要な参院の3分の2(162議席)に達した。
 4党は今回の参院選で少なくても74議席を確保した。非改選の84議席と、日本経済新聞の取材に改憲の立場を明言した無所属の非改選議員4議席を加えると162になる。改憲は安倍晋三首相(自民党総裁)の悲願。在任中の改憲に向けて前進することになる。

○そして、共同通信

民進岡田氏、代表選は「白紙」 3分の2許し「残念」
 民進党は参院選で改選43議席を割り込み、目標として掲げた与党などの改憲勢力による3分の2の議席獲得を阻止できなかった。岡田克也代表は「残念だ。訴える力が弱かった」と述べた。当面は続投するものの、9月の次期代表選の対応については「出るか出ないかは、白紙だ」と語った。
 党内で勝敗ラインの一つとされた「30議席」は確保したが、改憲勢力3分の2を許したことで執行部の責任を問う声が上がるのは必至だ。
 岡田氏はNHK番組などで、与党の改選過半数を阻めなかった点に関しても「責任がある」としたが、「(代表任期の9月まで)しっかり務めたい」と強調した。


※写真は、以上の内容になんの関係もないが、ルーマニア・シビウの街中の、塔。尖塔に登ると見晴らしはいいらしい。名前も忘れた。観光のメッカらしいが、昨年今年と、のべ十数日、毎日表を通りながらも、一度も中に登ってみたことがない。
 出会えそうで出会えぬまま終わる相手というものはあるのだ。私の思う「民主主義」も、そういう相手になってしまうのか。
 ともあれ、次にシビウに行くなら、この塔にはぜひ登ってみよう。シビウ演劇祭にまた参加できる日があれば、と思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする