Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

震災演劇連絡センター できました

2017-04-14 | Weblog
念願の「震災演劇連絡センター」、できました。

震災関連の演劇の情報ステーションであり、駆け込み寺です。

ニューヨークのジェイムズ八重樫さんを中心に立ち上げてくれた「震災〜SHINSAI Theater for Japan」と連携して日本でもいろいろな動きをしましたが、このセンターの設立を提唱して二年余、ようやく実現したのです。

ホームページもまだ開いたばかりで文はほとんどありませんが、とりあえず震災関連作品である4戯曲を読むことはできます。

劇作家協会東北支部長・くらもちひろゆきさんの文を記します。



『震災を演劇で遺す』 くらもちひろゆき

 震災演劇連絡センターのホームページができた。手始めにアップしてあるのは数本の震災戯曲。これからさらにコンテンツを充実させていくつもりである。
 このホームページを作成する原資は、東日本大震災翌年の3月11日にアメリカ全土で開催された「震災〜SHINSAI Theater for Japan」で、全米から集められた寄付金である。
 これまでも、東北の演劇人が集まるイベントに使わせてもらっていたが、この善意とつながりを、できる限り長く有効に活用するために、震災演劇連絡センターを設立し、情報の収集と発信をしていこうというわけだ。
 ここまで来るのに震災から6年が経っているが、これからも震災戯曲は現れるだろう。昨年は熊本でも地震があった。何しろマグニチュード6以上の地震は、日本が世界の20パーセントを占めるのだそうだ。善し悪しは置いといて、これからも震災戯曲は書かれる。それを遺そうと思うのだ。


http://shinsai-engeki.com
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日本を守る気もないくせに「飛行場が小さすぎる」。辺野古移設ナンセンスが証明された。

2017-04-14 | Weblog
11日夜、在日アメリカ軍が北朝鮮のミサイル迎撃のため、地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の部隊を普天間と嘉手納に展開したという。

で。
別な話みたいだが、韓国で、原発の重大事故で、最も大きな被害が予想されるのは、原発事故の当事国である韓国ではなく、日本ということだ。

つまり。
韓国南東部、釜山市の海沿いにある古里(コリ)原発を攻撃すれば、日本の西日本の機能は壊滅する。
日本政府も去年8月から出し続けている「破壊措置命令」に基づいて首都圏を警戒するため、防衛省の市ケ谷基地や習志野、入間の部隊などにPAC3を配備しているわけだが、韓国の原発を狙うミサイルを国境を越えて抑止するわけにもゆかず、まあ全く無駄ということだ。韓国軍の防衛に期待する以外の手はない。

そして。
政府機関を監視する米政府監査院(GAO)がこのほど発表した米海兵隊のアジア太平洋地域の再編に関する報告書で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移転計画に関し、移転先の滑走路が「特定の飛行機には短すぎる」と指摘されているという。
GAOは「国防総省は必要な作戦の要件を満たさないことになる」として、同県内で代替の滑走路を探すよう求めているんだとか。

なんじゃそりゃ。
いったいどれだけ長い間、「普天間移設問題」が続いていると思っているのか。

GAOは、現行の普天間飛行場の滑走路(約2700メートル)はオスプレイのような回転翼がついた航空機や、災害時の国連の緊急対応など様々な用途で使われていると説明している。そのうえで、辺野古に建設される予定の滑走路は「同様の作戦の要件を十分に満たさない」と指摘したんだそうな。
米軍キャンプ・シュワブのある辺野古沿岸部への移転計画では、2本の約1770メートルのV字の滑走路が造られる予定だが、それではお気に召さないのだという。

今それを言うか。
日本を守る気も、手立てもないくせに、「飛行場が小さすぎる」。
「代替の滑走路」が不十分だからさらに「代替の滑走路」が必要だと?

あっさりと、「辺野古移設」のナンセンスが証明された。

てことだよね。
そんなんでいいのか。ほんとに。

やめよう。工事を中止しよう。

少なくとも話しあおう。五十年後、百年後の人たちが納得しないよ。


写真は沖縄・高江です。去年9月。



コメント (1)
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