Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「ミサイル発射に伴う民間電鉄の運転見合わせ」は、共謀罪を議会で通過させるための「危険の宣伝」

2017-04-29 | Weblog
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が本日午前5時半頃に西部の平安南道の北倉(プクチャン)周辺から弾道ミサイル1発を発射、失敗したと推定されると明らかにしたという。発射数分後に空中で爆発したとみられている。
原子力空母カール・ビンソンの朝鮮半島への派遣など北朝鮮を威嚇するトランプ米政権への対抗措置であろうが、6回目の核実験などの大型の軍事挑発は見送っており、米国との全面的な衝突を避ける思惑も透けてみえている。

しかし東京メトロは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの情報を受け、安全確認のため午前6時7分から約10分間、全線で運転を見合わせたという。北陸新幹線も午前6時10分ごろから約10分間、上越妙高―金沢で「安全確認のため」運転を見合わせたらしい。東武鉄道も同じ時間帯に、メトロに乗り入れている東武東上線などで運転を取りやめたという。
東西線などでは車掌により「北朝鮮がミサイルを発射した影響で運転を見合わせています」という車内放送があったという。

こうした北朝鮮の軍事実験は、過去にも、あった。しかし、今、なぜ。
いかほどの「危険」があるのか。「ミサイル発射に伴う民間電鉄の運転見合わせ」は、初めてではないか。
他の電鉄はどうしてそうしないのか。すべきことをしないのなら非難されて当然ではないのか。
そもそも地下鉄を止めるくらいなら、どんな早朝でも空襲警報でも流して、全国民を「安全なところ」に誘導したらどうだ。
あるいは「Jアラート」で全国の携帯電話を鳴らすとか。

http://www.kokuminhogo.go.jp/img/siren.mp3
https://www.youtube.com/watch?v=drIN9e99bJc&feature=youtu.be

こうした情報が誰を利するか。
鉄道会社が当局から指導を受けたかどうかは知らない。たんなる「自粛」かもしれない。
しかし結果として、こうしたニュースは、安倍政権の新共謀罪を議会で通過させるための、「危険の宣伝」であり、ゴールデンウィーク中の5月2日にも衆院法務委員会を行うような拙速な動きを誤魔化すためのものである。
そして、本来なら内閣総辞職して当然な失言騒動や森友学園問題なとで紛糾する騒動の目眩ましである。

安部総理や岸田外務大臣など多くの政権幹部が、このゴールデンウィークに外遊。北朝鮮の危機など本気で思っていないのは間違いない。
米追随以外には外交努力の気配さえない。
なのに民間がこうして「危機の宣伝」に追随するわけだ。
で、自然災害と同じように「危機があるから備えましょう」として、かえってこの国を防衛的にも窮地に陥れる可能性の強い法案を正当化しようとしている。

憲法で決して二度と戦争をしないと決めた国が、内部の問題として、本当に危ないところに突入しようとしている。
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「てぃだぬふぁ」の二人が来る。

2017-04-29 | Weblog
石嶺と楚南 が来る。
というべきか。
かおりさん、有香子さんが来る。
と言ったほうがいいのか。

去年に会ってから、めまぐるしくいろいろなことが起きた。
まだまだ始まったばかり。

昨秋の燐光群『天使も嘘をつく』、非戦を選ぶ演劇人の会のリーディングにいらしてくださった方には、説明するまでもないお二人だが、二人揃って東京で会うのは初めてだ。
「てぃだぬふぁ」は、このお二人の他にも、頼もしく優しいメンバーたちがいる。
みんなにも会いたいし、会わせたいが、なかなか宮古島に行くことはできないだろうから、ともあれ、お時間の許す限り、皆さま、是非、いらしてください。

あす、鶴見。


沖縄・南西諸島を標的にするな  宮古島市議・石嶺 かおりさん、楚南 有香子さんを囲んで (4/30横浜)

●内容
1部 「島の子の平和な未来をつくる-陸上自衛隊ミサイル新基地建設反対の闘い」
石嶺 かおりさん(宮古島市議/てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会〔共同代表〕)
楚南 有香子さん(てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会〔共同代表〕)

2部 すべての闘いを結んで安倍政権を打倒しよう
2017ZENKOを成功させよう!南西諸島への自衛隊配備撤回/沖縄基地建設反対/戦争政策反対/南スーダンから自衛隊即時撤退/共謀罪反対/原発再稼働と被ばくを許さない/ 長時間労働と残業代ゼロの「働き方改革」反対/軍事費を社会保障へ/格差貧困をなくそう

●プロフィール
▷ 石嶺 かおりさん
・2008年 宮古上布を学ぶため宮古島に移住。織物のお店「染織工房timpab」を開業。
・2015年6月 陸自配備に反対するママたちを中心に「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」を結成。共同代表。
・2017年1月 宮古島市議会議員補欠選挙で当選。
・5歳と3歳の男の子、1歳の女の子の母。

▷ 楚南 有香子さん
・「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」の共同代表。
・石嶺かおりさん後援会の事務局長。
・兼業農家・学童職員。
1.南西諸島への自衛隊の配備

安倍首相は中国、朝鮮の脅威論と排外主義を利用しながら、沖縄の辺野古、高江、伊江島などの基地機能の強化、そして南西諸島の軍事要塞化を狙っている。与那国島には、与那国駐屯地が2016年3月に開設され、すでに沿岸監視部隊160人が配備された。沖縄が本土に復帰して初めての自衛隊基地の新設。だが自衛隊はこれから石垣・宮古・本島・奄美に次々とミサイル部隊を展開していく。南西諸島は急速に中国を睨む「軍事要塞」に変えられようとしている。

2.自衛隊の配備は島民を守るため?

防衛省の計画によると、宮古島のゴルフ場「千代田カントリークラブ」に宮古島駐屯地を建設し、700~800人規模の警備部隊や地対艦・地対空ミサイル部隊、隊庁舎、隊員と家族向けの宿舎、車両整備工場、倉庫、福利厚生施設、グラウンドなどを整備する。

海洋進出を進める中国を警戒し、島嶼部の防衛力を強化しようとしている。しかし沖縄戦の教訓は「軍隊は住民を守らない」だった。ミサイル部隊が配備されると逆に軍事目標として狙われる可能性が高まり、島が戦闘にまきこまれる。「平和な島に基地はいらない」それが多くの南西諸島に住む人々の願いだ。

3.「オスプレイ・改憲阻止緊急署名」「共謀罪反対署名」で安倍の戦争政策を止めよう

安倍政権は市民監視・戦争国家づくりをさらに進めるため、秘密保護法、戦争法、盗聴法に続き「共謀罪」の成立を狙っている。安倍政権の戦争国家づくりを止めていかなければいけない。政府はマスコミを使い真実を隠し、諦めを植え付けようとする。

安倍政権の戦争政策を止めるため「オスプレイ・改憲阻止緊急署名」を街頭で集めているZENKOさんが主催。


●日時
≪横浜≫
【日時】4月30日(日)14時30分~
【場所】鶴見駅前ホール(加瀬貸し会議室)
アクセス:JR京浜東北線「鶴見」駅より徒歩1分
京急線「京急鶴見」駅より徒歩7分
*第二竹内ビル4階(TSUTAYAが1階にある)
【連絡先】西岡(090-3970-8772)/青島(090-4207-9449)

●料金
※料金は 前売500円、当日700円

●主催 2017 ZENKO in東京 実行委員会
https://www.facebook.com/events/279603265798719/
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