そろそろ家を出るぞと思っていたら、悪源太義平さんの訃報。
流山児一派というか「演劇団」の俳優さんだった。
こちらが二十歳そこそこからの出会いだった。
「悪源太さん」というのはなかなか言いにくいというわけでもないのだが、ふだんは、関谷さん、と呼ばせていただいていた。
こちらも若いとき、何度も何度も、話した。
酔っぱらったこの人を背負って送り届けたことは、何度かある。
肉体派だった。
高いところが好きだった。
ほんとに酔っぱらいだった。
いつもからまれた。
でも最後は熱い目で夢を語っていた。
最近復活した、と聞いていた。何年前か。
それなのに。
もう出かけるので、あなたを送る焼酎を一杯だけやらせていただく。
アングラって。
そう呼ぶしかないアングラっていう時代は、確実にあった。
あなたは孤高のミスター・アングラだと、私は思っていた。
ずっとそうだったのだと思うけど、高いところから見ていてください。
流山児一派というか「演劇団」の俳優さんだった。
こちらが二十歳そこそこからの出会いだった。
「悪源太さん」というのはなかなか言いにくいというわけでもないのだが、ふだんは、関谷さん、と呼ばせていただいていた。
こちらも若いとき、何度も何度も、話した。
酔っぱらったこの人を背負って送り届けたことは、何度かある。
肉体派だった。
高いところが好きだった。
ほんとに酔っぱらいだった。
いつもからまれた。
でも最後は熱い目で夢を語っていた。
最近復活した、と聞いていた。何年前か。
それなのに。
もう出かけるので、あなたを送る焼酎を一杯だけやらせていただく。
アングラって。
そう呼ぶしかないアングラっていう時代は、確実にあった。
あなたは孤高のミスター・アングラだと、私は思っていた。
ずっとそうだったのだと思うけど、高いところから見ていてください。