共同通信の「ノーベル文学賞は外国人に」という記事には、「日本人ではなかった」ことしか記されていない。
まったく。
しっかりしろ共同通信。
こちらは受賞者が誰かを知りたいだけだ。
【ストックホルム共同】スウェーデン・アカデミーが10日発表した2018年、19年のノーベル文学賞受賞者は、いずれも日本人ではなかった。
共同通信の「ノーベル文学賞は外国人に」という記事には、「日本人ではなかった」ことしか記されていない。
まったく。
しっかりしろ共同通信。
こちらは受賞者が誰かを知りたいだけだ。
【ストックホルム共同】スウェーデン・アカデミーが10日発表した2018年、19年のノーベル文学賞受賞者は、いずれも日本人ではなかった。
正解は「ピョートル大帝が作ったペテルゴフ夏の宮殿の噴水のための地下パイプ」でした。
9月20日に写真(右端と同じもの)を掲載誌、「さて。これはいったい何でしょう」と問いかけさせて頂いたクイズの解答です。
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/a4b0c407c0bb9ae0865b1b313f81aebc
この写真に写っているパイプ状のものは、いったい何かといいますと、「ピョートル大帝が作ったペテルゴフ夏の宮殿の噴水のための地下パイプ」なのです。
掲載の他の二つの写真は、現在。最初に作られたときよりは細い金属製のパイプになっています。
Facebookのコメント欄に、以下のような回答が寄せられています。
Mayumi Okahara さん 「爆弾のもと。」
今村修 さん「水道管?」
樋口友治さん「ナチスのお間抜け秘密兵器「高圧ポンプ砲」」
山本サトシさん 「焼夷弾」
筒井愛知さん 「原子力発電所で冷却材(液体ナトリウム)を循環させるためのパイプ。」
清中愛子さん 「船の部品でしょうか…? パイプの横にある木のようなものが気になります! 『なにもおきない』に因んで「なんでもない。ただの鉄パイプ。」ではないでしょうか…⁉」
正解は「ピョートル大帝が作ったペテルゴフ夏の宮殿の噴水のための地下パイプ」でした。
ズバリ賞はいらっしゃいませんでしたが、今村修 さんの「水道管?」が、水を通すという意味では、半分当たっています。
爆弾とか焼夷弾とか言われるのは、私のふだんの言動が不穏だということかもしれません。
樋口友治さんの「ナチスのお間抜け秘密兵器「高圧ポンプ砲」」という知識と、その事実には驚嘆。詳細は以下で御覧になれます。
↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/V3_15センチ高圧ポンプ砲?fbclid=IwAR0Gm4cUQ3bV084bviRncjU1YltwRWcWTcLCOytF8dF5o5-TllhxZ7_B_-8
「で、このクイズが、実はそのまま、新作『なにもおきない』のプロモーションになっています。呆れた話ですが、本当です。」とも、記しましたが、
『なにもおきない』には、文字通り、『ピョートル大帝の地下パイプ』と題された場面が、あるのです。
以下、解説します。
ロシア・サンクトペテルブルクにある、ペテルゴフ夏の宮殿は、ピョートル大帝の手で、一七二三年に完成。三百年近く前に完成した世界遺産である。バルト海に面した斜面にある美しい庭園内には、趣向を凝らした百五十を超える噴水がある。「ライオンの口を引き裂くサムソン噴水」の金ピカなライオンの口から噴き上げる水は、高さ二十メートルを超える。カモやイヌの彫像が池の中を回り、放射状に水を噴き出し回転する「太陽の噴水」、「ピラミッドの噴水」、「バスケットの噴水」等、他にもいろいろな仕掛けの趣向を凝らした噴水がある。それらの噴水に水を供給するため、宮殿の下にはこのグロット、人工洞窟が幾つも設けられている。そこに、噴水のための地下パイプが通されているのだ。
つまり、ペテルゴフの噴水はすべて、標高の高い宮殿の南側から、海に向かって階段状に低くなる土地の高低差を利用したもので、水圧施設や電力などは一切使われていない。貯水池が噴水より二十メートル高い位置にあれば、二十メートルの水を噴き上げることができる。二十四時間噴き出し続けることも可能な噴水には大量の水が必要だ。水源はいくつもの地下の貯水湖。そこから導水管が引かれている。
この噴水を作ったロマノフ朝第四代絶対君主ピョートル大帝は、バルト海の覇権を手に入れ、ロシアをヨーロッパ列強と肩を並べる大国へと発展させたヒーローである。ピョートル一世は身長二メートル十三センチの大男。斧やハンマーを自在に操る怪力の持ち主でありながら、手先が器用で、ものづくりを愛好。ツァーリでありながら船大工から花火師まで、幅広く手仕事を習得、外科医、腕のよい歯科医で、歯を悪くした側近は、大帝の治療を受けるのを怖れて逃げ回ったというユーモラスな逸話が残されている。
果物がのせられたテーブルの果物を手に取ろうとするとテーブル縁から水が噴き上がったり、特定の石畳を踏むと水が飛び出たり、ベンチに座ろうとすると両側からシャワーを浴びせ、通る人がびしょ濡れになってしまうようなタイプも含めた「いたずら噴水」も作ったピョートル大帝は、たいへん面白い人だったのだろうと思う。
水の落差を用いた仕掛けには、導水路、導水管、水車と歯車、その他の回転用機械の技術が必要であり、さらにそれらをうまく地下に隠す必要がある。ピョートル大帝が目指したのは、ポンプを使わずして様々な噴水に圧倒的な水量を供給し続けられるシステム。ピョートル自身が職人気質であり、ロシアにこそヴェルサイユ宮殿の大庭園を凌ぐ、洗練された最先端の技術力があることを示したいという「矜持」があった。ピョートル大帝の死後、戦争や革命の間も噴水の整備は続いた。水路は延長され最終的に延べ五十六キロに及んだという。
劇の中で、こうした事実が登場します。
お楽しみに。
『なにもおきない』ウェブサイトです。
↓
http://rinkogun.com/Nanimo_Okinai.html
共同通信によると、東京電力は26日、福島第1原発で発生した高濃度汚染水をためている「プロセス主建屋」を調査した結果、地下2階の水から最高で毎時3シーベルトという高放射線量が計測されたと発表した。
今年9月に線量計やカメラを搭載した水中ドローンを使って調べた結果だという。
「線量計やカメラを搭載した水中ドローン」というのが、ある程度自動操縦や判断もできるようになれば、それはもう一種の、人間の形をしていないアンドロイドである。
『なにもおきない』に、そうしたことについて関係するシーンがある。
後に、福島の友人と話した。「地球規模の台風」が来ると言っているのに、福一というか、「原発そのものの安全への懐疑」はまったく、人々の見える場所に、上がってこない、そうだ。……こんなことでいいはずはない。
詳しくは、お伝えできないので、ぜひとも上演を御覧になって、お確かめください。
台風をにらみながらですが、10月12日(土)、上演再開です。
写真は、樋尾麻衣子、川中健次郎、鴨川てんし、武山尚史、町田敬介。 撮影・姫田蘭。
10月12日(土)〜23日(水)の公演スケジュールじたいは以下のようになります。出演者に変更はございません。
↓
12日(土)14:00
13日(日)11:00/16:00
14日(月・祝)14:00
15日(火)14:00/19:30
16日(水)14:00/19:30
17日(木)14:00
18日(金)14:00
19日(土)19:00
20日(日)13:00/18:00
21日(月)休演日
22日(火・祝)14:00
23日(水)14:00/19:00
『なにもおきない』梅ヶ丘BOX公演は、出演者一名が負傷したため、医師の判断を踏まえ、やむなく10月11日(金)までの公演を中止させて頂くこととなりました。チケットをご予約・ご購入頂いた方々、楽しみにしてくださっていた方々、誠に申し訳ございません。ご観劇日時のご変更ならびにチケット料金の払い戻しについては、個別にe-mail、お電話等でご連絡いたします。日時をご変更頂ける場合は、次のリンク先の専用フォーム、またはe-mail、お電話、Faxでお手続き頂けますと幸いです。https://ssl.form-mailer.jp/fms/5bda457f639184
※10月9日(水)までの【前半割引】対象公演をご予約・ご購入頂いている方は、日時のご変更後も同じ割引料金でご覧頂けます。
上演できなくなった八日分を埋めるために、本来の上演期間の後に、23日(水)まで、八ステージを追加上演します。
この歴史的な作品の「世界初演」を、ぜひご覧ください。
新しいアフタートークのスケジュールは以下の通りです。
↓
13日(日) 11時 ピンク地底人3号氏[劇作家・演出家]
13日(日) 16時 熊谷博子氏 [ 映像ジャーナリスト・『作兵衛さんと日本を掘る』監督 ]
15日(火) 19時半 巽孝之氏[慶應義塾大学教授・アメリカ文学専攻]
19日(土) 19時 徳永伸一氏[東京医科歯科大学教養部准教授・音楽ライター]
22日(火祝) 14時 森本祥司氏[レンタルなんもしない人]
どうぞよろしくお願い申し上げます。
燐光群
http://rinkogun.com/Nanimo_Okinai.html