Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「入管」の場面で描かれていることは、すべて、今の日本で現実に起きていることなのです。

2019-12-04 | Weblog

織田朝日さん、外国人支援団体「編む夢企画」主宰で、『となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS』(旬報社)を11月1日に上梓したばかりの多忙の中、『憲法くん』観に来てくれました。

「憲法くん、みてきました。収容所のシーンは泣ける。ラストシーンが素晴らしい。来年はそうあってほしい。」と、さっそくTwitterに挙げてくれました。

https://twitter.com/freeasahi

ここ数年、彼女からいろいろな入管のお話はうかがっていたのですが、今回、初めて劇として描きました。

心配なのは、「入管」の場面で、ここで描かれていることが「フィクション」と勘違いされてしまうことです。ここに登場することは、全て、今の日本で、現実に起きていることなのです。

入管収容所のシーン、劇中に、名前は出ないけど紹介されている、マリのケータさん、スリランカのウッディさん、パキスタンのフセインさん、クルドのデニズさん……、など、ほとんどの人が現在、まだ収容中ということです。フィクションじゃないんです。

 

とにかく『憲法くん』、走り続けています。

8日まで、座高円寺。

http://rinkogun.com

伊丹、岡山、名古屋でも公演します。

[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL

[ 岡 山 ]12月17日(火)岡山市立市民文化ホール

[名古屋]12月19日(木)・20日(金)愛知県芸術劇場

 
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ネタばれ上等! 舞台版『憲法くん』では、「桜を見る会」を実施します。

2019-12-04 | Weblog

もはやいろいろなところで情報が漏れていますので、もはや、ネタばれ上等! 

舞台版『憲法くん』では、劇中で、「桜を見る会」を実施します。

現実よりもましな未来を、お見せします。

 

撮影・古元道広。

 

とにかく『憲法くん』、走り続けています。

8日まで、座高円寺。

http://rinkogun.com

伊丹、岡山、名古屋でも公演します。

[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL

[ 岡 山 ]12月17日(火)岡山市立市民文化ホール

[名古屋]12月19日(木)・20日(金)愛知県芸術劇場

 

アフタートークの回は、以下の通り。

12月5日(木)19時 松元ヒロ(スタンダップ・コメディアン)

12月6日(金)19時 安田純平(ジャーナリスト)

12月7日(土)19時 馬奈木厳太郎(弁護士・映画『誰がために憲法はある』製作)

 

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原作者・松元ヒロさんご登壇の『憲法くん』アフタートークは、あす5日19時の回です

2019-12-04 | Weblog

原作者・松元ヒロさんご登壇の『憲法くん』アフタートークは、あす5日19時の回です。

まだお席はございます。ぜひぜひお楽しみに。

写真は、2日に『憲法くん』をご観劇いただいたときです。

 

http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html

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『憲法くん』小林巨和さんの衣裳プラン

2019-12-04 | Weblog

演劇版『憲法くん』。

いつもながら、小林巨和さんの衣裳プランには心から感心し、助けられている。

この、「死刑」にまつわる憲法対決の場面、鴨川てんし、吉村直の対決は、赤と青の色分けで表現されている。羽織っているのは燕尾服である。セコンドの円城寺あや、鬼頭典子も、バンダナ(鉢巻き)と手袋はその色である。

憲法第三十一条が吉村直、憲法第三十六条が鴨川てんしである。レフェリーは杉山英之。(撮影・姫田蘭)

憲法第十三条は花美えりぃ。憲法第十八条が町田敬介。憲法学者・木村草太氏の論考から引いた憲法第十九条が西村淳子。

憲法の擬人化が、各条項ごとに分裂し、複数形になるのである。

この野心作を支えているのが巨和さんである。数年前、読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した『ジャージー・ボーイズ』も、彼女が担当している。

 

とにかく『憲法くん』、走り続けています。

8日まで、座高円寺。

http://rinkogun.com

伊丹、岡山、名古屋でも公演します。

[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL

[ 岡 山 ]12月17日(火)岡山市立市民文化ホール

[名古屋]12月19日(木)・20日(金)愛知県芸術劇場

 

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面白かった! 昨夜の『憲法くん』トークゲストは憲法学者の木村草太氏でした。

2019-12-04 | Weblog

面白かった! 

昨夜の『憲法くん』トークゲストは、憲法学者の木村草太氏でした。

若々しくさわやかな笑顔ですが、「性格が悪くなきゃ憲法学者に向いてません」と言い放つ、舌鋒の鋭さ。

あの橋下徹氏をやり込めたともいえる対談集「憲法問答」の感じそのままに、いやはや、手強かったです。😅

追いついていくのにたいへんでしたが、お客さんにもおおいに受けていたようで、これで少しでも憲法について考える楽しさが広がったら、幸いです。

 

そして、そう、〈 憲法は死刑を認めるか〉の場面に憲法第十九条「死刑は憲法第十九条が絶対不可侵とする思想・良心の自由まで奪う。」が出てくるのは、木村氏の論考に示唆を受けたものです。

 

その前の憲法第十三条の方が、主人公を翻弄するものではあるのだけれど。

一人の生命は、全地球より重い。憲法第十三条においては、すべて国民は個人としてその権利を尊重される。

と、

ただし、公共の福祉という基本的原則に反する場合には、生命に対する国民の権利といえども、立法上制限ないし剥奪されることを当然予想している。

というのが並び、死刑囚の青年が「どっち!?」と叫ぶのである。

 

『憲法くん』に関しては、けっこうネタばれが平気である。

なにしろ、「憲法」は、みんなのものですから。

 

残るアフタートークの回は、以下の通り。

12月5日(木)19時 松元ヒロ(スタンダップ・コメディアン)

12月6日(金)19時 安田純平(ジャーナリスト)

12月7日(土)19時 馬奈木厳太郎(弁護士・映画『誰がために憲法はある』製作)

 

『憲法くん』、走り続けます。

8日まで、座高円寺。

http://rinkogun.com

伊丹、岡山、名古屋でも公演します。

[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL

[ 岡 山 ]12月17日(火)岡山市立市民文化ホール

[名古屋]12月19日(木)・20日(金)愛知県芸術劇場

 

 

 

 

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