松元ヒロさん原作・燐光群公演・舞台版『憲法くん』。
東京・座高円寺公演、終了しました。
これから、伊丹、岡山、名古屋でも公演します。
[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL
松元ヒロさん原作・燐光群公演・舞台版『憲法くん』。
東京・座高円寺公演、終了しました。
これから、伊丹、岡山、名古屋でも公演します。
[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL
師走の忙しさと、どうやら同時期に話題作の上演ラッシュということで、『憲法くん』東京公演を見ていただけなかった方々が、多くいらっしゃる。
いま、東京公演を終了して、やはり見ていただきたかった方の筆頭は、先日お亡くなりになった、木内みどりさんである。
ほんとうに憲法の危機であることは皆の共通理解で、今年もばったりお目にかかったさいに、何かやんなくちゃね、とお話ししていた矢先である。
そして、安倍政権が断末魔をあげはじめているように見えて、なかなかそうもいかない理由の一つは、一昨年の「共謀罪」をめぐるさまざまな事態から続いている、体制に批判的な想像力に対する、有形無形の抑え込みが挙げられる。じっさい、この公演についても、周囲にいろいろな言説が飛び交った。誰と誰が繋がっているとか、「勢力」特定の決めつけなどである。一般の人達の中で、体制に対して批判的になることが不利になるのではないかという、心理的な抑圧が、浸透し、増していると思う。人々が民主主義を信じずに、目に見えぬ抑圧をおそれてしまうのである。
木内さんとはいろいろなところでご一緒したが、2017年7月、非戦を選ぶ演劇人の会のピースリーディング vol.21 引き返せない夏(全労済ホール/スペース・ゼロ)で、私が作・演出の『「反戦」落書きのススメ』に中心的な役で出演してくださったのは、得がたい思い出である。
これが、まさに、「共謀罪」に対抗して、スプレーで「落書き」をするという内容で、木内さんが演じてくださることで、圧倒的に説得力・浸透力が増したと思う。2005年に燐光群でオムニバス形式の劇『私たちの戦争』の一部として初演したものを、その続きを書き足す形で繋いだものだ。
写真は、その時の、スプレーを手にして吹き付ける、木内さん。とても素敵でした。撮影・姫田蘭。
この企画のキャッチコピーは以下のようなものでした。
戦争に反対することが「テロ」ですか? これは私たちの表現です。ここには「合意」と「準備」が存在します。ご自由に「監視」して下さい。ウエルカム「共謀罪」。私たちは落書きを続けます。
木内さんがこの件について書かれたブログ
↓
https://maga9.jp/kiuchi170802/
『憲法くん』本日14:00開演、東京・座高円寺公演・千秋楽。
間に合う方、ぜひ。
当日券、ございます。
写真は、川中健次郎、円城寺あや、鬼頭典子、中山マリ。撮影・姫田蘭。
伊丹、岡山、名古屋でも公演します。
[ 伊 丹 ]12月13日(金)〜15日(日)AI・HALL