青年劇場が巡演している『普天間』を、いよいよ舞台になっている沖縄・普天間で上演するとなって、やはりその場に立ち会うべきではないかといろいろな人に言われ、自分でもそう思い、急遽二日だけ沖縄へ行くことになる。伊丹から神戸空港経由。細かいことはまたどこか別に書くが、行ってよかったと思う。普天間、つまり宜野湾市民会館での公演は、どう受け取られたのかは、今ひとつわからないが、終演時の拍手の鋭さに驚かされる。世代や考え方によっても受け取り方は違うはずだが、沖国大や爆音訴訟関係の皆さんらと一緒に上演のため尽力して下さった宜野湾市議の桃原功さんがこの劇を、「どの世代にもストライクに入ってきます!」とのこと。ありがたい。以前は心配していた伊波洋一元市長も喜んでくれた。……これから撮影される映画「ザ・思いやり予算」のリラン・バクレー監督を紹介される。そのカメラマンの高尾さんは高江の支援者でもある。劇場を出て、彼らとこの劇の登場人物のモデルにさせていただいた人達、いろいろな情報を提供してくれた人達と、一献。……宿はコザに移って、デイゴホテル。久しぶりに来た。コザのゲート前の通りは、ふだん米兵で賑わうはずの店が米兵の外出禁止令のため閑散としている。そのうちの一軒、マスターがインド系オーストラリア人という店で、情報収集。米兵の基地内での飲酒禁止措置は前日にこっそり解除されたそうだ。というか、どうせ基地内で飲まないはずがないと思っているよ、こちらは。……宜野湾では、あと、沖縄そば「島風」の手打ち麺に感動。……翌日は那覇公演。5月の憲法集会で私が講演したのと同じ会場。表に行列が続く(写真)。千七百人収容の会場を埋めるのは無理だが、メインの一階席は埋まった。こちらの実行委員会は弁護士の皆さんが中心。我が姻戚の皆さまも大挙来て下さる。高江から伊佐さんも。……終えて、沖縄五都市公演まるごとの打ち上げ。ものすごい人数。これも書き記していくと際限がない。いろいろな方々が応援し支えて下さったのだ。暖かい言葉をいただく。伊佐さんのみならず、『標的の村』QAB琉球朝日放送の三上智恵ディレクターも自局の忘年会二次会から移って来てくれたので、高江との繋がりも感じながらの夜更けであった。伊佐さんが「『高江』という題名の劇も作ってよ」と言いかけ、「あ、『星の息子』がそうか」。とにかく、またここからスタートだ。
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