県民による普天間基地封鎖の達成もその後の米軍の動きを留めることは能わず、ついに午前十一時過ぎ、米軍普天間基地にオスプレイが飛来した。ネットでその映像を見ていて、激しい悪寒。「ちくしょう。来やがった」とも思うし、 沖国大の校舎とオスプレイが同じ画面に見えた瞬間、「この国は過去に学ばない」という現実に寒気がする。……で、この日の夕方、私は沖縄に来た。野嵩ゲート前(写真)。一昨日、激しい攻防の中で一瞬失神させられたという山城さんと、久しぶりの挨拶。小掠先生とも話をする。あまり長い間は沖縄にいられないし、本来の目的は普天間以外の取材なのだが、USTREAMの映像で見ていた風景、人々、そして機動隊が目の前にいる、この現実の空気も、もらっていきたい。エセ右翼(?)の襲撃もあったが、夜八時までの座り込みは終了。……ヤマトの沈黙こそ暴力だと思っていたが、沖縄にいても表面上の温度は低いかもしれない。しかし根底が動いている。多くの人たちが言うように、この島で「戦後」は、完全に終わった。
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