今朝、ひめちゃんは、いつもは通らない元獅子丸家(獅子丸が7年間養子にいっていた家)の路地を曲がります。
動かなくなって、待ってます。
ひめちゃんの視線の先には、大好きなケンくんの姿がありました。
濃厚接触出来ました
バイバイ、今日はいい日になりそう
(いい日になって、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、大胡ぐりーんふらわー牧場におでかけできました)
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
窃盗団と太郎ジュニア
04.2.20
窃盗団の物色
今日はいつもより少し早めに、ゆとりをもって、おかあたんとボクたちはお散歩に出た。
西の方に歩いて行くと、シェルティーの雄犬・ハッピィーちゃんちのそばに、滋賀ナンバーの車が止まっていた
滋賀って、琵琶湖って言う大きな湖のある所だって。
ボクが歩いて行くのはたぶん不可能、人間も東京に出て新幹線とかに乗っていかなきゃならないって。
曇りガラスのワゴン車で、しみず運送って書いてあったけれど、中にはおじさんがいっぱいいた
ちょうどハッピィーちゃんも、お散歩に出る所だった。
おかあたんとハッピィーママは、井戸端会議を始めた。
しばらくすると、その不審車両は動き始め、マリーちゃんちの方に上っていった
そして帰ってきて、まだ井戸端会議をしているボクたちの前を通った
「変だね。どこかを探しているなら、聞けばいいのにね。」とハッピィーママも言った。
ハッピィーちゃんは、やはりサマンサに興味があるみたいだった。
その話を聞いたおとうたんは、車に入れっぱなしだったギターを、さっそく母屋にしまった
赤柴・紅ちゃんちのママの話でも、西隣の粕川村が窃盗団に荒らされ、この新里村でも北部の方で被害が出始めているとか
ボクたちがいるときは番犬して一生懸命吠えるけど、お散歩やお出かけの時は吠えれないから、しっかり鍵しめてね
たぶんこのころだと思いますけど、近所に2軒窃盗事件が起きました
蔵のあるウチが狙われたのです。
めぼしいものは、みんな持って行ってしまったとか
1軒のおばさんの話では、かれらは朝やって来たとか。
品物が見える明るさになってから、大勢でやって来て物色して去って行ったそうです
怖くて、警察にも連絡できず、息を潜めていたそうです
04.7.18
太郎一族は滅亡か?
今日は、よしずを新しいのに取り替えてもらった。
今にも壊れそうなのを、暑さこらえてやっと使っていた。
打ち水を何度もしてもらい、やっとしのいでいた。
見た目にも涼しげになった
夕方は、神社を越えて高台を北に歩いた。
帰りは結局、マリーちゃんちの東を通ることになった。
おかあたんはこの道があんまし好きではなかった
なにせいつも太郎一族が出没していたから。
マリーちゃんが、「三四郎が来たよ」と騒ぐと、彼らは決まって出てきた
案の定マリーちゃんの声だ
何かが飛び出して来た。
マリーちゃんとベルだった。
ボクやおかあたんは、彼女らと知り合いだから別に驚かないけど、ハッピィーちゃんのママは、「大きな犬が放し飼いになってる」と嫌ってる。
太郎一族は、だれも姿を見せなかった。
本当に滅亡したのかな?
さらに南下すると、縄の首輪をしたナワコが、「ここはあたしんちよ」と出てきた。
ボクは無視無視で通り過ぎた
マリーちゃんとベルは、ミーナちゃんちの先住犬です。
犬種は忘れましたけど、大型犬の女の子です。
結構自由に生きてました。
マリーちゃんちと太郎のウチは、親戚です。
04.7.23
太郎ジュニア
いつもながら夕方のお散歩に出ると、ナワコがワンワンうるさくうろついていた
かまわずに北上すると、マリーちゃんと、太郎ジュニアと思われる白い犬が、東の方から走ってきた
太郎一族は滅亡していなかった
ジュニアは、子か孫だろう、たぶん孫だろう。
若い。
シッポは完全に下がっていた。
ボクのほうには近づいてこない。
マリーちゃんは、挨拶すると見せかけて近づき、鼻をかもうとした
ボクも気配を感じたし、おかあたんが制止してくれたので、事なきを得た。
マリーちゃんは、お家に帰り、太郎ジュニアは何度も横向いて「敵意はないよ」って、来た方つまり東の自分の家に帰っていった。
この頃は、まだ捨てられて拾われる子犬達もいました。
ナワコは、あるウチに拾われて、縄の首輪をして、葛塚の要害の地を自由に生きていました。
20年近い昔の記憶です。
もうじき、ひめちゃん達のママ、七海がやって来ます。
(つづく)