黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

岩神様のパワースポット(高縄の摩崖仏)・復刻版

2019-04-14 21:01:31 | 群馬県・旧勢多郡
おととい、ひめちゃんはパパと堀之内を北に行きました。
北限近くのおうちには、ご自慢の庭石があります。



チューリップとコラボで、石が生き生きしています。
実はこれらの石は、古墳の石だと思われます。
比較的大きな石が、ご自慢そうに並んでいます。
ひめちゃんの向こうの大きな石は、石室の天井石に見えます

ここからさらに北上して、高縄の摩崖仏の所に回り込みます。





桜が満開です
ちょっと寄って行くよ

ひめちゃんたちには興味ないし、あまり奥まで行けません
せっかくだから記事にしたいけど、無理かな
でも、お正月(1月7日)に書いた記憶があります
読み返してみると、手前味噌ながら、なかなかよくできています。
yahooブログの終了と一緒に消えてしまうのはもったいない
復刻版で、残しまーす





堀之内の北、高縄(たかなわ)に摩崖仏があります。



説明板が朽ち果てる寸前です
たぶん朽ち果てても、新調されることはないでしょう
旧新里村の指定文化財は、桐生市の指定文化財にしてもらうにあたって、一切補助金は出ませんと宣告されているそうです

今朝は石造物の文字がわりと鮮明に見えます。
入り口に、宇賀神(うがじん)の文字があります



ほとんど見かけない文字です。
人頭蛇身の神で、穀物神とか農業神いわれているらしいです。
ここにはたくさんの石造物がありますが、宇賀神はこの一基だけです。


この左手に馬頭観音(?)があります。



下の方は明和3年(1766)と見えます。



上の方はちょっとわかりません。



それにしてもずいぶん高い所にいます。
長い年月、地震等に耐えてきたのですね


摩崖仏には、しめ縄が張られています
ミカンも供えられています



覆屋はできたけれど、劣化は激しいです
阿弥陀三尊ということですけど、まあ三体あるかなという感じです
静かに手を合わせます、合掌。

見れば見るほどたくさんの石造物です
庚申塔も個性的で、おおげさにいうと2つと同じものはないです。




道陸神(?)という見慣れない神があります。
別の面には寛政2年(1790)4月岩神西橋供養、また別の面には文化4年(1807)諏訪上階供養とあります。
年代は近いです。
岩神沼(いわがみぬま)にかかっていた橋が架け替えられたのでしょうか?
岩神沼は現在よりずーと大きかったという話です。


庚申塔群です。



年号は江戸時代後半から幕末のものが大半です。



まだまだあります。
とても数えきれません。
こんなにも庚申塔を中心とした石造物が林立していることは、すごーいパワースポットです

古い時代に石の山があって、そこに岩神を感じた人がその中の一番大きな石に阿弥陀三尊を彫った。
岩神様は戦国の世も生き抜いて、平和な世の中にはたくさんの石造物を受け入れた。
人々の思いを受け止めた。
個人が石造物を適当に置いて行くということは、考えにくいです。
指導者、先達の存在が考えられます。
近くに修験者がいた可能性が考えられます。
それとも、僧侶?
獅子丸家開基の長安寺から歩いて5~10分くらいです。



すぐ南の岩神沼から赤城山を望みます。



中央やや右寄りの雲がかかったあたりの下に、大沼・小沼があります。
赤城姫は大沼の龍神になったのでしたね。
赤城山を背景とした岩神沼、いい景色です
岩神様、赤城山のパワーいっぱいもらってます
摩崖仏の石山(岩山)はパワースポットですね





追記

おととい、春4月のほぼ同じ位置からの写真です。



桜が咲いているところが、高縄の摩崖仏です














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