黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

ナナちゃんが来た

2023-01-15 20:41:33 | 黒柴三四郎の独り言

午後から冷たい雨になりました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、ビニール風呂敷を利用した貧乏カッパでお散歩です。

何時の頃からか、着やすく脱ぎやすいので重宝してます

 

帰ってお家に入れてもらって、フキフキして、晩ご飯です

当分、夜は室内犬です

くれぐれも、人間の食べ物はあげないように気を付けます。

 

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

04.8.12(木)

 ナナちゃんが来た

昨日の夜、おかあたんが突然「七海」ちゃんという女の子を、連れて帰ってきた。

生後五十日で、やせ気味のちっちやな黒い子だ。

ものすごい食欲だったけど、結局下痢となってしまった

僕たち先住犬がいるなど新しい環境にびっくりしたのか、熱を出してしまった

そんなわけで、おかあたんは今日はナナちゃんにはミルクだけにしている。

そういう状態なのに、水入れの水をピチャピチャ掻き出して遊んでいた

いつか洗面器のプールをお部屋に入れてもらったことがあったけど、ご飯用の水入れからビチャピチャは我が家では初めてだ

 

 

04.8.14(土)

 ナナちゃん大病を乗り切る

ナナちゃんは、来た夜、ものすごい勢いでふやかしたご飯やビイフジャーキィを食べたけど、結局ものすごい下痢になってしまった

下痢はしていても、お水はいっぱい飲んでいた

「来たばかりだから神経を使っているんだ、そのうち直るさ。」と、みんなは思っていた。

でも、病状は一進一退を繰り返し、ついに何も食べられなくなった

歩くにも、ふらつくようになった

病院にと思っても、お盆とかで先生は留守だった

眠らせたら死んでしまうと恐怖を感じたおかあたんは、ナナちゃんのサークルで彼女のお腹をさすりながら夜を過ごしていた。

ふと気が付くと安らかな呼吸にもどり、くつろいだ姿があった

おかあたんは、その姿が僕の寝姿と同じだと見比べて確認した

正確には線対称だけど。

 

サークルのそばで横になったおかあたんが一寝入りして起きると、ナナちゃんも目を覚ました

ミルクを作ってもらって平らげた

 

まだ夜明け前で暗かったけど、おとうたんも起き出してきた。

僕とサマンサも起きていた。

 

おかあたんは、ナナちゃんに順位を教えるために、ビスケットのビスカルを「はい三四郎、次はサマンサ、次はナナちゃんね」と言って、順番にくれた。

ナナちゃんは今日は気ままに過ごして、子犬らしく「食っちゃー寝食っちゃー寝」を繰り返した

そしてまた、手で水を掻き出して水遊びをしていた

 

 

04.8.15(日)

 ママの記憶 

ナナちゃんは寝ているとき、チュチュピチャピチャとおっぱいを飲んでいる音を立てることがある。

ママと別れて間もないから、ママのことを覚えているんだろう

僕はもう覚えいないけど。

 

僕は、ずうっとずうっと、サマンサとおとうたんおかあたんといるような気がしている

僕とサマンサの間には何名かの子供がいたけど、このうちで過ごした日々は忘れているだろうな。

おかあたんがよい運に恵まれるようにと、一生懸命考えた名前とは別の名前で生きていることだろう。

 

 

 

七海は、ペットショップに出ないで、縁があってやって来ました。

来た時は、ちょっと具合が悪く、おまけにお盆で動物病院はお休みでした

自力で生き抜いたのです

残念ながら、この頃の写真はありません。

 

来て1月後くらいの写真です。

まだ、やせっぽちでした。

 

その少し後、環境に慣れた頃かな?

緑の瞳をしてますけど、緑内障ではありません。

光の加減で、緑の瞳の乙女になってます。

この頃は、文章はいっぱい残ってるのに、何故か写真は少なめです。

 

 

 

(つづく)

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窃盗団と太郎ジュニア

2023-01-12 20:29:09 | 黒柴三四郎の独り言

今朝、ひめちゃんは、いつもは通らない元獅子丸家(獅子丸が7年間養子にいっていた家)の路地を曲がります。

動かなくなって、待ってます。

ひめちゃんの視線の先には、大好きなケンくんの姿がありました。

濃厚接触出来ました

バイバイ、今日はいい日になりそう

(いい日になって、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、大胡ぐりーんふらわー牧場におでかけできました

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

窃盗団と太郎ジュニア

 

04.2.20   

窃盗団の物色

今日はいつもより少し早めに、ゆとりをもって、おかあたんとボクたちはお散歩に出た。

西の方に歩いて行くと、シェルティーの雄犬・ハッピィーちゃんちのそばに、滋賀ナンバーの車が止まっていた

滋賀って、琵琶湖って言う大きな湖のある所だって。

ボクが歩いて行くのはたぶん不可能、人間も東京に出て新幹線とかに乗っていかなきゃならないって。

曇りガラスのワゴン車で、しみず運送って書いてあったけれど、中にはおじさんがいっぱいいた

 

ちょうどハッピィーちゃんも、お散歩に出る所だった。

おかあたんとハッピィーママは、井戸端会議を始めた。

しばらくすると、その不審車両は動き始め、マリーちゃんちの方に上っていった

そして帰ってきて、まだ井戸端会議をしているボクたちの前を通った

 

「変だね。どこかを探しているなら、聞けばいいのにね。」とハッピィーママも言った。

ハッピィーちゃんは、やはりサマンサに興味があるみたいだった。

 

その話を聞いたおとうたんは、車に入れっぱなしだったギターを、さっそく母屋にしまった

赤柴・紅ちゃんちのママの話でも、西隣の粕川村が窃盗団に荒らされ、この新里村でも北部の方で被害が出始めているとか

ボクたちがいるときは番犬して一生懸命吠えるけど、お散歩やお出かけの時は吠えれないから、しっかり鍵しめてね

 

 

たぶんこのころだと思いますけど、近所に2軒窃盗事件が起きました

蔵のあるウチが狙われたのです。

めぼしいものは、みんな持って行ってしまったとか

1軒のおばさんの話では、かれらは朝やって来たとか。

品物が見える明るさになってから、大勢でやって来て物色して去って行ったそうです

怖くて、警察にも連絡できず、息を潜めていたそうです

 

 

 

04.7.18 

太郎一族は滅亡か?

今日は、よしずを新しいのに取り替えてもらった。

今にも壊れそうなのを、暑さこらえてやっと使っていた。

打ち水を何度もしてもらい、やっとしのいでいた。

見た目にも涼しげになった

 

夕方は、神社を越えて高台を北に歩いた。

帰りは結局、マリーちゃんちの東を通ることになった。

おかあたんはこの道があんまし好きではなかった

なにせいつも太郎一族が出没していたから。

マリーちゃんが、「三四郎が来たよ」と騒ぐと、彼らは決まって出てきた

 

案の定マリーちゃんの声だ

何かが飛び出して来た。

マリーちゃんとベルだった。

ボクやおかあたんは、彼女らと知り合いだから別に驚かないけど、ハッピィーちゃんのママは、「大きな犬が放し飼いになってる」と嫌ってる。

太郎一族は、だれも姿を見せなかった。

本当に滅亡したのかな?

さらに南下すると、縄の首輪をしたナワコが、「ここはあたしんちよ」と出てきた。

ボクは無視無視で通り過ぎた

 

 

マリーちゃんとベルは、ミーナちゃんちの先住犬です。

犬種は忘れましたけど、大型犬の女の子です。

結構自由に生きてました。

マリーちゃんちと太郎のウチは、親戚です。

 

 

04.7.23

太郎ジュニア

いつもながら夕方のお散歩に出ると、ナワコがワンワンうるさくうろついていた

かまわずに北上すると、マリーちゃんと、太郎ジュニアと思われる白い犬が、東の方から走ってきた

太郎一族は滅亡していなかった

ジュニアは、子か孫だろう、たぶん孫だろう。

若い。

シッポは完全に下がっていた。

ボクのほうには近づいてこない。

マリーちゃんは、挨拶すると見せかけて近づき、鼻をかもうとした

ボクも気配を感じたし、おかあたんが制止してくれたので、事なきを得た。

マリーちゃんは、お家に帰り、太郎ジュニアは何度も横向いて「敵意はないよ」って、来た方つまり東の自分の家に帰っていった。

 

 

この頃は、まだ捨てられて拾われる子犬達もいました。

ナワコは、あるウチに拾われて、縄の首輪をして、葛塚の要害の地を自由に生きていました。

 

 

 

 

20年近い昔の記憶です。

もうじき、ひめちゃん達のママ、七海がやって来ます。

 

 

(つづく)

 

 

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たかが血統書、されど血統書

2023-01-05 14:16:54 | 黒柴三四郎の独り言

 ひめちゃんは、今朝も1人散歩です

高齢のタバサねーちゃんは、未だ寝ています。

それに、最近は遠出したがりません。

寒い寒い朝、ひめちゃんは天神田(字天神の田んぼ)を歩いてきました

夜は室内犬してますけど、昼間は湯たんぽを入れてもらって、自分のお部屋で過ごします

昼間も湯たんぽを入れるなんて、ムーハウス始まって以来です

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

たかが血統書、されど血統書

 

サマンサは、一生懸命ママをした

 

でも、どちらかと言えば、痩せ型のスリム体型で、育児向きの体型ではなかった

その後も出産したけれど、今度はおっぱいが足りなかったのか、子供をかじってしまった

 

幸いにしてたいしたケガでなかったけれど、サマンサはママを卒業した。

 

サマンサがママを卒業したのには、もう一つ理由がある

 

それは血統書の問題だった。

おかあたんは、子供達がより大事にされて生きていくために、血統書は必要だと考えていた

 

ボクは日本犬保存会の登録犬だ。

サマンサは、JKG(ジャパンケンネル協会)の登録犬だ。

子供達の血統書は、JKGで取ることになる。

そのころ、JKGで血統書を取るには、登録料の他に交尾完了の双方後ろ向きの写真を、地域のリーダー(ボス)を通じて提出しなければならなかった

そのころ、おかたんは写真が印刷できるプリンターを持ってなかった。

使い捨てカメラで撮って、現像に出さなければならなかった。

赤面の思いだった

 

七海と小次郎は、共に日本犬保存会の登録犬だった。

子供達の血統書は、直接に本部に申請できた

交尾の写真もいらなかった

 

でも、日本犬保存会の登録犬には、両親が日本犬保存会の登録犬という厳しい条件があった。

おかあたんは、サマンサも日本犬保存会で登録したいと思ったけれど、サマンサの母親もJKGの犬だった

 

日本犬保存会は、1年毎に本部に直接会費を納入して会員資格を継続する。

今年もその季節がやって来た。

おかあたんは、もう血統書を申請したりしないけれど、ひめが生きている限りは、会員でいようと思ってる

 

 

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太郎一族の滅亡?(葛塚の要害の地を自由に闊歩する犬たち2)

2023-01-01 21:39:24 | 黒柴三四郎の独り言

明けましておめでとうございます

昨年は、当ブログにたくさんのご訪問ありがとうございました

現在、当ブログは、写真の容量が残り少なくなったため、文字中心になってます。

 

ブログを始める以前のムーハウスの子供達の文字記録が残っているので、再編集して、アップしています。

当時の写真は容量が軽いので、まだまだアップ可能のようです。

 

今までのような写真いっぱいの記事は、続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢで、お待ちしています

続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ (goo.ne.jp)

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 太郎一族の滅亡?(葛塚の要害の地を自由に闊歩する犬たち2)

 

03.11.16(日)

明日遊んでくれるって

今日は日曜という事もあって、お散歩の犬にいっぱい出逢った。

神社を越えて、山上城跡公園の西側に行った。

去年はいっぱい歩いたけど、久しぶりだ。

おかあたんは、「来た事あるでしょ。おかあたんが一緒だから大丈夫だよ。」と言ったけど、不安でいっぱいで、出るものも出なかった

サマンサは隙を見て引き返そうとした

シッポも下がり気味だった

 

青いリードの赤柴君に会った。

四角い顔の若い子だ。

とりあえず茶々丸と呼んでおこう。

茶々丸のママはおかあたんに、「柴犬ですか?」と聞いた。

まだ、黒柴は珍しかった時代だった

そして、遊びたがってる彼に、「明日遊んでくれるって」と説得して帰って行った。

おかあたんも、「明日遊ぼうね、バイバイ

 

 

03.11.27(木)

何時の間にかいなくなったミックス君

太郎の家の近くに、春頃、かわいい黄色と緑のドッグハウスが出現した

そして、耳の垂れたベージュのミックス君がもらわれてきた。

借家らしいし、ちっちゃい子もいるらしいので、ちゃんとお世話してもらえるのかなと心配していた。

時たま通って、大丈夫だねと確認していた。

ところが、数日前通った時、あのハウスごとミックス君は消えていた

引っ越したわけでもなさそうで、人間の家は変わっていない。

どうしたんだろう?

 

 

03.12.18(木)

サブロウの1人歩き

昨日辺りから、冬らしい寒さになってきた。

今日はとても寒くて、夕方のお散歩では、一組逢っただけだった。

寒さにめげてる飼い主が多いのかな?

そういえば、あの犬も昨日は1人で歩いていた。

狩りにサブロウとしておこう。

サブロウは以前は放し飼いで、飼い主について畑に行ったりしていた。

サマンサの初めての発情の時、おかあたんがおっぱらっても追っ払っても帰らなかった

このご時世で繋がれたのか、主にばーちゃんが散歩していた。

ばーちゃんが風邪でもひいたのかな?

本当に寒いけど、おとうたん・おかあたんとボク・サマンサは、がんばってお散歩している

 

 

04.2.16(月)

太郎は病気?

昨日の朝、ボクたちは久しぶりにマリーちゃんちのそばを通った。

マリーちゃんちの向かい側の畑に、うずくまっていた何かが動いた

太郎だった

元気がなかった。

つい数ヶ月前まで、一族を率いて、ボクんちのあたりによく出没していたのに。

ボクにラブでやって来た、子だか孫だかに、ボクんちの裏で乗っかっていたのに。

おとうたんは、「病気だね。もうじき死ぬだろう。」

 

 

04.2.17(火)

太郎一族の滅亡?

ボクたちは、昨日に続いて今日もマリーちゃんちのそばを通った。

畑で、ベルとマリーちゃんが遊んでいた。

マリーちゃんの攻撃色が、以前より薄くなった

そして、「アタチの大好きなおじさんは、どうしてこの犬たちとお散歩してるんだろう?」と、おとうたんとボクたちがお散歩しているのが、腑に落ちないようだった。

サマンサは、ベルのあまりの巨体にシッポが下がり気味だった

 

見かけよりずっとおとなしいベルは、ボクと鼻をつけて挨拶した。

こんなに賑やかなのに、太郎一族の現れる気配はなかった

おとうたんは、「フイラリアがはやってるんじゃないかな。笠懸のサクラもかかったというし。」

もしかしたら、みんなフイラリア死んじゃうの?

しばらく前まで、太郎は早朝10頭ほどを率いてボクんちの西の道を南下していたのに。

 

 

 

今では考えられないほど、犬が自由な時代でした。

三四郎・サマンサも、放してもらって、思いっきり闊歩している写真が出てきました。

 

場所はどこだか、よく分かりません。

もしかしたら、「群馬昆虫の森」が出来る前の、不二山山中だったかも知れません。

 

 

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