昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

寒葵

2018-12-01 20:25:02 | 俳句

暮れの予定は何もない。
年賀状を書いて、大晦日に音楽を聴いてそれだけである。
大掃除もなのもしない。
怠け者の節句働きのようなことはしない。
一年一貫して怠け者を通す。
それでこそ「ポリシー」というものである。
大きなことを言ったが、ただただ無精なだけである。
こうして年の瀬が迫ってくる。

やまみちに迷いてかたへ寒葵   素閑

枝の先鳥の留まるや寒葵   素閑

漏れる日の玉のごとくに寒葵   素閑

道草のつひでに見つけ寒葵   素閑

露伴読むその床下に寒葵   素閑

葉の敷くにひょっこり顔出す寒葵   素閑

雲動き山は隠れつ寒葵   素閑

悄然と鳥のなきがら寒葵   素閑

摘み取りていぶせき宿や寒葵   素閑

寒葵逢瀬をまたぐひるどきや   素閑

置き去りし父のスコップ寒葵   素閑


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